【壮絶ロケーションのイタリアン・ジェノバ】
内房の保田から外房の鴨川に抜ける、通称長狭街道を走っていると、山の中に場違いなイタリアントリコロールの看板があり、それを辿っていくと車1台がやっとなトンでもない山道となる。ぐねぐねガタガタと山を登り続けると「がんばれ!」「あと少し!」みたいな看板がいくつもあり、やっと辿り着くとそこには小さなレストラン「
ジェノバ」が。しかも山頂なのになぜか意味不明な船もある。まるで人んち感覚なので「おじゃましま〜す」と入っていくと、人の良さそうな夫婦がイタリアンを手作りしている。生ハムや野菜自家製でしっかり美味い。料理は、全体的に気配りが行き届いた素朴な家庭の味っぽいのだが、確実に美味しい。バイクで行くのも楽しいぞ。
【うなぎの有名店・八幡屋】
茂原街道沿いにあるこの「
八幡屋」は、なんだかいつ行っても混んでいる。昼前11時とか、午後4時とか、ヘンな時間に行ってもだ。それだけ地元に愛されている証しか。県外ナンバーのバイクも多い。ウンチクが記されたうなぎは確実に美味い。千葉では成田にもうなぎの名店が多いが、自宅から比較的気軽に行けるって点ではこっちかな。
【そば・きたこま】
上記の八幡屋をもう少し茂原方面に向かうとある蕎麦屋。実はこの「
きたこま」には入ったことが無い。というのも、地元に「
せんげん蕎麦」「
ふじ竹」という美味い蕎麦屋があるから。しかし、この「きたこま」も各方面から評価が高いので、是非行ってみたい。しかし、あの近辺を通る時って、大体満腹状態かハンパな時間か夜遅くだったりするんだよね〜。
【とんかつ・有家】
まず、大多喜の町並みが良い。「房総の小江戸」と呼ばれるだけあって、旧い町並みの景観を留める努力をしているので、散策も楽しい。そんな旧い町並みの中心部にあるトンカツ屋「
有家」は、店主が精肉店出身なだけあり、かなり美味い。リンゴやらアーモンドやらが入った変わり種トンカツも美味いらしいけど、ここのウリは3種あるオリジナルの手作りソース。3種とも絶品の香ばしさなので、これを少しずつかけて食べるとサイコー。
【イタリアン・キャンティ】
この「
キャンティ」は、広く紹介してみんなに行ってもらわないと、今にも潰れてしまうんじゃないかと心配になるほど、いつも誰もお客さんが居ないのだ。場所は「
生命の森リゾート・長柄ふる里むら」の坂を下りるか、茂原街道から誉田方面に曲がって坂を上るかどっちかの、つまり山の中。「ふる里むら」には、世界からトップアスリートが調整に訪れる施設があり、どうやらそうしたアスリート達が店に来るらしく、選手達のサインが壁に書かれている。立地はウルトラ寂しく、前述の通りいつ行っても閑古鳥なので、思わず引いてしまうが、居心地は悪くない、つか良い。料理は平均点だと思うが、確実にゆっくりできるのと、自分にとっては結婚前から思い出が詰まっているので、銚子電鉄のごとく是非ネバーギブアップで残ってもらいたい。
【窯焼きパン・酪】
千葉県民であれば、メジャーな観光地の養老渓谷は1回ぐらいは行ったことがあると思うが、バイクが趣味の自分にとっては、おそらくフツーの千葉県民の一生分ぐらいは行っているのではないか。ところが、ぶっちゃけ養老渓谷界隈は寂しい。なんだか一句詠みたくなってしまうほどなのだ。プラレールのような養老渓谷駅から徒歩で10分ぐらい、細い脇道を入ったところにある「
酪」は、最近多い田舎の拘りパン屋。実は売り切れ御免なので、メイン商品を食べたことが無いのだが、焼き菓子系は充分過ぎるほど美味しいので、今度は是非パンを買ってみたい。また、隣にレストランが併設してあり、かなり雰囲気が良いので、今後パンと併せてレポートしてみたい。
しつこいようだけど、上記は全て個人の味覚と感覚で結構ランダムにチョイスしているので、そこんとこ宜しくです。自慢できるほど食べ歩いているワケでもないので、偶然立ち寄ったお店とか、佇まいが妙に気になった店をチョイスしてるので、「なんでこの店が入ってないんだ!」みたいなクレームは受け付けません。悪しからず・・・。