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ベイタウン旅行倶楽部

竹岡式ラーメンの元祖 「梅乃家」
千葉県富津市竹岡


おそらく千葉のラーメンで全国にその名を轟かせている代表は間違いなく竹岡ラーメンだろう。正確には「竹岡式ラーメン」。「竹岡ラーメン」そのものはこれからご紹介するいわゆる竹岡式ラーメンの元祖である「梅乃家」ではなく、木更津や君津辺りに数店舗を構えるチェーン店の登録商標である。梅乃家は自らを竹岡ラーメンという呼び方をしていないのだ。

私が梅乃家に初めて行ったのは記憶だと、今から32年前。父と一緒に保田や金谷で釣りをした帰りだ。味の記憶も、店内の様子も何一つ覚えてはいない。その頃、父と一緒に釣りに出かけてはあのような雰囲気の店はいくらでも入っていたから、記憶が混沌としているのだ。ただ、はっきり覚えているのは、その頃も有名店で、都内からわざわざラーメンを食べに来る人が多いということである。

さて、現代に戻る。2008年10月25日(土)、私たち家族は、私の実家の木更津にいた。夕刻、急に思い立って梅乃家にやってきた。その数日前、私は、ラーメンフリークのM氏や、ヒナさん、ケリーちゃんと、たまたまその梅乃家の話をしていたのだ。そういうこともあって、そうだ、梅乃家に行こうということになったのだ。




上は梅乃家の外観。国道の裏手の路地に黄色いテントがあり、その下が入り口になっている。右上は、私の行った翌日(日曜日)、ベイタウンのM氏がやはり同店を訪れて撮ったもの。かなりの列が出来ている。右下は国道に面した入り口。稚拙な文字(失礼)で、「梅乃家」と書いてあるが、壁面の大きな看板は「梅の家」になっている。どちらかが間違っているわけだが、、、。


時刻は5時をまわっていた。曇天ということもあり、暗くなるのが早い。店を覗いてみると、ほぼ満席に近かったが。ところどころに空席があるし、並んで入るというようなことにはなっていなかった。土曜日だから、長い列が出来ているであろうと想像したので、拍子抜け。今ならチャンス。でも、昼食が遅かったので、全然お腹がすいていない。仕方無いので、竹岡漁港を散歩することにした。竹岡漁港は梅乃家のすぐ下。



竹岡漁港は観光客をまったく相手にしていないので、ご覧の通り、素朴な感じ。しかも、土曜の夕暮れ時、誰も歩いていない。非常に寂しいのである。いくら家族で散歩していても、この寂しさには負けてしまう。なんか東京湾の漁港という感じじゃなくて、東北の寒村(すみません、東北を馬鹿にしているわけじゃないです!)に来ているような気持ちになった。

写真の前方に大きく聳える山は城山といって、標高は100mくらいしかない。でも、海からそそり立っているので、とても急峻なのだ。城山というくらいだから、かつては城があったのだろうかとネットで調べてみたら、まさにその通りだった。遺構もそこそこ残っているようだ。

夕闇が迫る中で見るからか、とてつもなく威容に見える。それに木が鬱蒼と茂っていて不気味だ。魔物が住んでいそうな気配も漂う。



漁港に沿って城山方向に歩いてゆくと、川に突き当たる。白狐川(なんか妖気が漂っているような名称だ)で、その河口。対岸の防波堤の上を釣りをしていた家族がちょうど引き上げる時だった。記憶が正しければ、私もあの辺りで一度だけ釣りをしたことがある。それから、この川のやや上流に吊橋が架かっていた筈だ。



左:白狐架かる橋。この橋で城山側に渡れる。暗いので、かなり増感している。
右:橋の向こうが城山。もうなにがなんだか分からないくらい暗くなってきた。




左:橋の欄干はご覧のように凝っている。
右:橋の上から河口を眺める。どんどん暗くなってきて、ますます哀愁を帯びてくる。





いつしか東京湾の反対側(横須賀市久里浜の辺り)には灯りがちらほらと灯る。
富津市の海岸は対岸に非常に近く、この海域を浦賀水道と呼ぶ。



時間潰しの散歩で、幾分空腹になってきたので、国道を歩き、再び梅乃家へ。
暗くなってきたと言っても、時計を見るとまだ6時を少し回ったところだった。

しかし、この辺りって、梅乃家が無かったら絶対に寄らない場所だよな。寂しすぎる。


*   *   *



梅乃家の前には4人並んでいた。店内を覗くと3人が待っている。やはり人気がある。周囲には濃い醤油の臭いがぷーんと漂っている。

ここでちょっと予備知識。今やネットで「梅乃家」と検索すると色々な情報が入手できる。梅乃家の特徴としては、普通のラーメンだったら寸胴の大きな鍋でぐつぐつとスープをつくるのだが、同店はそうしない。チャーシューの煮汁をなんと麺を茹でた汁で割るのだ。大胆だ。麺はなんと乾麺である。それも炭火を使って茹でている。それから、普通長ねぎを使うだろうが、同店は玉ねぎのみじん切りをトッピングしている。そういった調子でかなり独特なのである。

さて、並んでから約10分後くらいに正面から見て左の狭い座敷に通される。そこで座って待つこと約10分、午後6時半頃、注文したラーメンの大盛り+ヤクミ(刻み玉ねぎ)が運ばれてきた。ネットの情報通り、トレイにスープを零しながらだ。ただ、おばちゃんではなかった。若い女の子だ。たまたまなのか、ラッキーだった。感じも良かった。

飴色のスープ。一口すする。驚くほどではないにしろ、ちょっとしょっぱかった。うーむ、スープは私好みではない。続いて、麺。うう、ちょっと茹で過ぎの感がある。まずくはないけれど、私はやはり生麺のほうがいいと思う。ま、好みの問題だし、そのチープさとか、店の雰囲気も含めたトータルな世界が梅乃家の良さであると言えばそうなのだ。

ちょっと否定的な意見で申し訳ない。でも、チャーシューは美味しかった。お土産用として買ってこなかったことを後悔しているくらいだ。肉厚で、ジューシー。適度な歯ごたえ。まさに私の好きなタイプだ。それも普通のラーメンを注文しても5枚くらい入っているのだ。ボリューム感はおそらく一般的なお店の2倍以上、へたすると3倍くらいじゃないか。



これは妻が注文したラーメンの普通盛。見事なチャーシューのボリュームである。
それから、ほぼ黒に近いスープ。醤油は富津市の宮醤油を使っているらしい。
妻は結局チャーシューを全部食べ切れなくて、私の胃袋に収まることになった。(笑)



私の注文したラーメン大盛に、トッピングとしてヤクミ(50円)である。
丼は普通盛と変らないので、溢れんばかりのボリュームが凄い。実際にかなりの覚悟ではないと完食はできない。それと、玉ねぎの薬味は、このスープだから、マストなのだ。つまり薬味をたっぷり入れることで、しょっぱ過ぎるスープがそうではなくなるのである。



恐れ入った。満腹である。とにかくチャーシューが凄い。ボリュームたっぷりだ。麺も後半にかなり効いてきた。ボディブローを打たれ続けているようだ。そうは言っても、こういう味って暫くするとまた食べたくなるんだろうな。きっと、ここに通ってくる人もそんな感じなのかもしれない。次に来るのはいつになるかわからないが、でもあのチャーシューは例えばこれを書いている今でも酒のツマミにほしいところだ。

是非皆さんも房総半島へご旅行の際、お時間があれば寄ってみては如何でしょうか。いや、絶対に一度はこのジャンキーな味を体験すべきだと思いますよ。


梅乃家
千葉県富津市竹岡401  Yahoo!の地図
電話 :0439-67-0920
定休 :火曜日

ラーメン:600円、ラーメン大盛:650円、チャーシュー麺:700円

2008/10/26 Zaki




 
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