ベイタウン旅行倶楽部
子守神社へ
(こまもりじんじゃ)


幕張は、ちょっと行っただけでも景色が大きく変わる。

例えば、我々の居住しているベイタウン近辺は埋立地だから、古いものは存在しない。広くまっすぐな道と、新しいビルが整然と立ち並び、東京湾に映える。
良く言えば、端正な顔立ち。悪く言えば、殆ど人工的な風景。
でも、埋めたてられてからの歳月ぶんは、街も幕張の浜も落ち着いてきて、少しずつ温かみのある風景にはなってきたと思う。

それでも、14号の向こう側(ベイタウンから見て)は、ベイタウンとまったく異なった趣の風景。もちろん時代の流れで、新しいマンションが建ち、道路も整備されつつあるものの、昔ながらの古い建物が存在する。
その中のひとつに子守神社があった。
「あった」と過去形にする理由は、2002年の終わりから本殿を解体し、2004年の春完成予定で、新築になるからだ。

赤いトタン屋根と、焦げたような木造の可愛らしい神社だった。
新しくなるのは悪いことではないが、以前の町なかにポツンと佇む小さな社、という雰囲気は好きだった。


上は2001年元旦の本殿の風景。
大きくて有名な寺社仏閣と異なり、訪れる人も多くはない。
しかし、コンスタントに参拝客は来るようで、近辺の人々には愛されていることがわかる。(この日は元旦なので、人は多いほうだろうけど、稲毛の浅間神社のように並ぶことはない。)
我が家も数年前に息子の七五三のお参り以来、毎年初詣は子守神社。

9月の子守神社。
(2001年9月)

上の写真とあまり変わり映えはしないけど、周囲が緑に覆われて、一段と良い雰囲気。この日から大祭が始まる。大祭の前に静けさといった写真。
9月の大祭。
(2001年9月)

上の写真を撮った約30分後、どこからか神輿が戻ってきて、一旦境内に下ろされた。
急に賑やかになる。
縁日。
(2001年9月)

同じく大祭の日の午後。縁日がたくさん並んでいた。おそらく夜にはもっと賑わうのであろうけど、なぜか人通りは少ない。おかげでのんびりできたけど。写真中央のご家族は、Yoshiさん一家。
2002年元旦

歴史を感じる。いずれ、改築されるので、こういう部分をしっかりと記録する。

2003年の正月は息子が水疱瘡を患っていたので、恒例の初詣に出掛けたのは、松の内が過ぎた1月12日だった。
しかし、行ってみると驚き。
なんと本殿が無くなっている。
そういえば、「言いたい放題」(ネット掲示板)に、元旦に初詣に行ったYoshioさんからの建て替えに関する情報が載っていた筈だ。
すっかり忘れていた。
まあ、今までのお社はかなり老朽化していたから仕方無いのだろうが、あるべきところに無い、という風景ほど寂しいものはない。

境内はご覧のとおり殺風景で、すかーんとしている。また、青空が素晴らしいこと。

元旦じゃないからか、訪れる人もいない。まあ、これじゃ来てみてがっかりということだろう。それにしても、さびしい。



左 : プレハブの仮本殿。神様もさぞや窮屈だと思うが・・・。
右 : 塀はそのまま残される。苔むす瓦が歴史を物語る。


これが完成予想図。なかなか立派な感じ。
でも、大きさは現在のものとほぼ同等か。



左: 境内の大イチョウ。立派なものだ。
右: 境内の裏手(西側)の住宅街。道は狭いが、緑が多い。
向こうに見える山は後から分かったけど、大須賀山といって、幕張を語るときに重要な役割を果たしている。


まだ行ったことのない方へ
小守神社へのご案内

小守神社へは、余裕があれば、是非自転車に乗って行きましょう。
総武線の幕張駅近辺の商店街や、旧14号の町並みをお散歩するような感覚でサイクリング。
ただ、この近辺は歩道が無いので、車にご注意ください。
ベイタウンからは、公園大通りをまっすぐ北上し、総武線幕張駅を目指します。地図を下に掲載しましたので、ご参照ください。
一応、何台分かは駐車場もありますので、車でも行けます。



ちょっと分かりにくいかもしれませんが・・・。
(2006/5/24 地図のみ改訂しました)

2003/01/26 Shibazaki 
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