ベイタウン旅行倶楽部
千葉市内
千葉駅周辺、千葉中央駅周辺、栄町、中央公園
千葉そごう、千葉みなと、千葉刑務所
総武線のJR千葉駅の周辺は、ベイタウンの人たちにはあまり馴染みが無いのだそうだ。もちろん、千葉県の中心部なのだが、路線が異なるし、ベイタウン辺りに住んでいると、近辺で用が足りてしまうし、都内に出るほうが余程楽なのだ。千葉市の中心街に詳しいのは千葉市周辺出身者か、筆者の実家がある木更津とか、総武線の延長である成田方面出身者とかだろう。筆者は、東京に次いで懐かしい場所。
ところがだ、久しぶりに千葉駅の近辺を歩いてみて驚いた。異常に閑散としているのだ。噂には聞いていたけど、栄町の辺りなんて、いったいどうしちゃったんだ、と言いたいくらいに廃れている。ロイヤルプラザホテルが営業をやめてしまったのは記憶にも新しい。そろそろ景気の回復もあるのだろうか。また元気な千葉の姿を見たい。
栄町といえば、かつて全国に誇るくらいの繁華街で、特に特殊浴場のメッカとしては東京の吉原、川崎の堀ノ内、埼玉の西川口と並んで賞させるくらい人気だった。今回歩いてみて、あまりの活気の無さにシミジミとしてしまった。
今から15年くらい前、まだまだバブルが続いていた頃、仕事仲間との飲み会を栄町で何度か開催した。あの頃から栄町の元気が徐々に無くなりつつあったけど、それでも夜になると人で溢れかえっていた記憶がある。ベンツだのキャディラックだの、高級外車もたくさん見かけたのに。
メインストリート。正面がJR千葉駅。駅ビルは「ペリエ」という名前。私のこどもの頃からあった。左側はBe-Oneと三越。
JR千葉駅と京成・千葉中央駅のちょうど中間くらいにある繁華街。右側の建物は田原屋。
右上の写真の全体風景。この辺りはまずまず人通りも多い。
内房線の反対側から駅方向を見る。私のこどもの頃からあった塚本総業のビルが印象的。
こちらも歴史のある馬酔木(あしび)。少なくとも25年前から同じ場所にあった。格調ある雰囲気の中で味わうコーヒーがウマイ。
有名なライブハウスANGAのビル。ここの1階の「トマト一番」とか、もう営業していない?「伝言板」はずっと人気のスポットだった。
(↑)残念ながら最近閉店してしまった純和風喫茶「かけひ」。比較的目立つ場所にあったので、待ち合わせに使った人も多いのではないか。
(→)京成ホテルと一緒になっている京成・千葉中央駅。数年前に新しくなったが旧京成ホテルを懐かしむ声もある。
京成千葉中央駅前。ロータリーになっている。ここいらも空き地(駐車場)が目立つ。本当だったら、千葉一番の映画街、娯楽街でもあるのに。
新しいビルの中にはお洒落な喫茶店もある。「楡」というお店。中を覗いたら、誰もお客さんがいなくて、ちょっと入るのを躊躇った。
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複雑な幾何学模様を作っているモノレールの軌道。向こう側は県庁が終点。下の川は都川の支流。
ここは千葉の新名所でもある。左の写真の近く。 モノレールは10分に一度くらいかな?
今でも絶大な人気を誇る千葉パルコ。中央公園に面している。
中央公園のシンボル。
千葉ツインビル。左側のほうにはホテル・サンガーデンなどが入る。
ツインビルの前の通り。ここは雰囲気がいい。
(←)右側は千葉市民の思い出のセントラル・プラザ。「センプラ」と約され待ち合わせやデート、食事、買い物のメッカだった。現在取り壊し作業中。左側は、メディア・バレー。こちらも閉店してしまった。
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栄町のメインストリートから見たツインビル。人通りが殆ど無い。
中央に見える茶色いビルが、元ロイヤルプラザホテルだった。この辺りが繁華街だったときには当然賑わっていた。
やはり閉鎖されてしまった栄町東映。ここで映画を観た人も多いのだろうな。
千葉駅から一番近い側の栄町の入り口にある店。なんの店かよく分からないあ、座っている女性のオブジェが楽しい。
因みに右上の写真の遠景。窓の無いビルがまた一段と怪しさを醸し出している。
いわずと知れた角海老に三浦屋。栄町のランドマークでもある。
奥まったところにある城。店名は「あんみつ姫」。
まだ健在のようである。このままあと50年くらい営業を続けていれば、間違いなく重要文化財に指定されると思うのだが。
写真には撮れなかったが、この近辺には蔦が入り口まで覆っているようなスナックや喫茶店があり、寂しさを煽っている。
ソープランドとマンションが同居している。マンションの名前はズバリ「大老」。ソープランドはその1階。「英国館」。
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一方、こちらは、JR千葉駅を挟んで栄町と反対側の「そごう」。比較的新しいのと、この近辺は道路も整備されているので、明るい感じがする。
コリドーモールとその駐車場。なにか近未来といった風情。
(←)そごうの隣はセンシティビル。千葉駅近辺初の超高層ビル。今では、県庁も立派な超高層ビルになった。
「そごう」の周辺は新町という。その昔は寂しいところだったが、今ではお洒落な店も立ち並ぶ。
オーナーのハーレーだろうか。かっこいい店だ。やはり新町にある。
ジャズが流れるウッディな家具屋さん。店の名前は「森のギャラリー・吉祥寺」という。うーん。
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千葉駅からモノレールに乗り、「千葉みなと」駅へ。写真は、千葉みなと駅から「そごう」の方向を眺めたところ。
右側のヘンな建物がモノレールの「千葉みなと」駅。
千葉みなと駅前にそびえるDocomoのタワー。
結構遠くからも見えて、新しいランドマークにもなっている。
同じく千葉みなとの駅前のニューツカモト。老舗のホテルだ。
かなり昔(数十年前)、ここで友人が結婚式を挙げた。その当時は、とんでもなくでかいホテルだと思っていたが、今となってみると、大きさ的には普通になってしまった。
千葉市役所。手前には公用車が並ぶ。県庁は新しくなったけど、この建物はかなり古い。
なにかリゾートマンションかホテルのようだが、みなと公園から見る市役所。
みなと公園にはこんな落ち着く池もある。やや中央寄りに遠く見えるのはセンシティビル。
こちらは、公園から見た千葉銀本社。14号に面している。
だだっ広い千葉銀の駐車場。さすが、全国に誇る大企業。
千葉銀は私も愛用してます。
千葉みなと駅の反対側(海側)は再開発中で、はっきり言って何も無い。
千葉みなと駅の改札を港の方向に出ると、真正面にポートタワーが見える。その他は開発中で、ご覧のようにロータリーがあるだけの寂しい風景。
千葉ポートタワーと、県立美術館のパンフ
以前、この近辺を当サイトでご紹介しております。「
千葉みなとリポート
」
千葉駅周辺と千葉みなと周辺を歩きまわり、約3時間。そして家路に就く。千葉みなとのホームで電車を待つ。向こうにポートアリーナとの複合施設。おっと、モノレールも到着した。
またモノレールがやってきた。今度のは、広告付きだ。なんか、普通の電車のホームの向こうに見えるのって、面白い。
人気の無いホームにするすると入ってくるモノレール。ここ、面白いので、また来ようっと。
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ひょっとして、全国どこの都市にいっても同じ現象かもしれないのだが、中心部といわれるところより、むしろ郊外に活気がある。JR千葉駅を中心とした都市も同様だ。郊外の街道筋にある外食チェーンや量販店に人が群がり、また、郊外の新興住宅地にの近所にお洒落な店が多い。
今回歩いた栄町の歴史を紐解いてみると、現在の千葉駅になる以前には栄町のロイヤルプラザホテルの近辺に駅があったそうだ。そこからアーケードを歩いて県庁へ向かったということで、栄町が栄えた要因になっている。駅が僅か1km未満動いただけで、栄町に翳りが見えてしまったというのだ。
それから、今回気がついたことをあげると、緑が少ないということだ。もちろん、総武線を挟んだ反対側の弁天池の辺り、今回訪れた中央公園の辺り、そして千葉城のある猪鼻、更には青葉の森というところに緑はある。だが、千葉駅を降りて、まっすぐメインストリートを歩くと、中央公園に行くまで本格的な緑と出会わない。6月とは言え、真夏日に歩いたので、妙に殺伐とした風景に映った。
例えば、関東圏でも、東京、横浜、大宮、前橋、高崎、水戸、などなど、どの都市でもメインストリートは美しいケヤキの並木だったり、柳が揺れているものなのだ。どうして千葉にはそれが無いのだろう。中央公園と出会う前の三越やBe-Oneの前辺りに大きなケヤキがあると視覚的に潤いがある街に見えるのに。
現在、セントラルプラザが一旦取り壊されて新しく生まれ変わるらしい。是非それが千葉の活力を担うような施設になるように期待したい。あまり訪れることが少ないが、それでも千葉の顔となるような都市に向かって進んでもらいたいものだ。勝手にぐだぐだ言ってすみません。千葉ファンとしてのリポートでした。
2004/6/18 Zaki
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