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千葉を城下町だと知っている人はいても、城下町だと常に意識している人は案外少ないのではないか。こんなに立派な城があるのに、しかも、プラネタリウムもあるのに、どうしてだろう。ホームページなどで「千葉城」と検索するとたくさん出てくるのに、目的意識が無く千葉に関連するホームページを次々に見ていっても、なかなか千葉城というキーワードにはたどり着かない。
千葉城、別名亥鼻城は、千葉氏が居城していたと言われるが、残念ながら、天守閣があったかどうかは不明らしい。それが城の格付けとしては低くなってしまう理由なのだろうか。でも、本当は無かったとしても、私の子どもの頃からあって、既に○十年以上は存在しているのだから、千葉のシンボルでないわけがない。
なにも歴史の重みがあるということはこの際どうでも良い。景色がいいことと、ロマンチックなプラネタリウムがあるだけでもいいのだ。
そうそう、桜の花が綺麗なことが、ここ千葉城を少し有名にしてくれている。 |
(↑)実に素晴らしい貫禄じゃありませんか!!
(↑)千葉城からの景色。中央やや左の高層ビルは県庁の新庁舎 |
この日、おそろしく暑かった。9月なのに、秋の気配をまったく感じないどころか、蝉どもがせわしなく鳴き、場内の木陰に涼を求めても、じわ〜っと汗が伝わってくる。仕方ないので、当初は予定していなかったプラネタリウムで休憩を兼ねて星の見学。
このプラネタリウムはやはり○十年ぶりの再会である。子どもの頃観たときはまるで本当の夜空を感じたものだが、今中年になって改めて見ると、童心に帰りたくとも、どうも丸いドーム型の天井のシミであるとか、継ぎ目に目が行ってしまい、「非常口」の緑色のランプにも気をとられてしまう。おまけに、解説のおじさんののんびりした喋りに大あくびを連発。しまいには眠ってしまった。 |
2004年8月9日 撮影 |