東京ドイツ村
以前、ネットのあちこちでドイツ村の悪口が書かれていた。「東京じゃないのに、なんで東京ドイツ村なんだ。」「どうして袖ケ浦なのにドイツなんだ。」「ドイツといっても殆ど該当する施設が無いじゃないか。」「動物のいないマザー牧場じゃないか。それにしても入場料が高すぎる。」など、など。私の知る限りでは開園する前から評判はあまり良くなかった。でも、千葉県人としては、県内の施設なので、なんとか盛り上げてやりたいところだ。ドイツ村のリポートとしては、ベイタウン在住で「まくはりん」というメーリングリストの主宰者である「さいち」さんが昨年書いてくれた。俺達HPのコラムにあるのでご参照ください。 <さいちさんのコラム「東京ドイツ村」>
さて、筆者も実は1度だけ行ったことがある。開園当時はこの手のレジャーランドとしては確か入場料がとてつもなく高く、しかも食料の持ち込みも禁止ということで、せっかく広い芝生があるのに(パンフで見た限り)、ピクニックも出来ない。なんじゃこりゃ、という気持ちだった。しかし、当初から客入りがイマイチで、さすがに経営側も考えた末に入場料のダウンと食事も持ち込みOKとなった。こうなると、園内をクルマで回れて園内の好きなところに駐車できるのは魅力的だった。駐車料金もかからない。
例えば、マザー牧場の場合、入場料のほかにクルマで行った場合には駐車料金が取られる。マザー牧場に限らず、こういった施設はたいてい駐車料金は別である。だから、ドイツ村は割安感が出てきた。それに、入場無料の期間を設けた。今年も5月の頭くらいに実施したはず。その期間内に行ったベイタウン住人も多いと聞く。まだ訪れていない方はこのような機会に是非、行ってみたほうがよい。
下はドイツ村の概要である。(ネットから採取) |
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「東京ドイツ村」は、敷地面積が東京ドームの約27倍という雄大なカントリーファーム。大きな芝生の丘を中心にボート池やパターゴルフ、アミューズメントエリア、子供動物園、フラワーガーデンなどたくさんのエリアで構成されています。
子供たちが素足で好きな場所を、好きなように遊べ、「親子のコミュニケーションがさらに深まる」「自然と人が共に過ごせる」場所として設計いたしました。 <ドイツ村ホームページ> |
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料金は大人800円。まあこれなら許せる。しかし、「こどもの国」の450円には負けるし、千葉市内の大きな公園(青葉の森など)が無料なのに比べると、はるかに高い。反対に動物がいて、施設も充実しているマザー牧場は1500円(だったかな?)。マザー牧場の料金は割と許せる部分があるが、ドイツ村が今でもこの料金だったら絶対にお客は来ない。 |
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ところで、ドイツ村の良さはやはり広大な芝生だろう。園内の施設なんてたいしたものはない。観覧車だって中途半端な大きさで、葛西臨海公園のそれを見慣れている身には貧弱に感じる。その他、アトラクションも少ない。パターゴルフが出来るくらいか。(現在は芝生のソリというアトラクションが出来ているようだ)だが、芝生の広場は半端でなく広い。人気がイマイチなのも手伝って余計にガランとしていてこれは遊べる。フリスビーを持ってゆくにはちょうど良い。キャッチボールも良さそうだが、果たしてそれは許されるかかどうか知らない。
とにかく一日中ぽかーんと芝生で寝っころがるも良し、童心に戻って大いにはしゃぐも良し、といったところか。「東京」とか、「ドイツ」という言葉には拘らないほうが良い。絶対にドイツを感じることは有り得ない。ハウステンボスや志摩スペイン村のようなテーマパークを狙ったのだろうけど、もっと開き直って、まあ、クルマで回れる大きな公園だよん、くらいに思ってほしい。その覚悟で行けば、なんとか楽しい一日にはなるだろう。 |
2002/5/23 |