今川団地には少しだけ特別な思いがある。というのは、以前、この辺りに居を構えようとしたときに、この団地を訪れ、その頃の理想の住宅だったからだ。条件としては、低層住宅で、戸建てっぽいもの、というのがあった。それから、ぬくもりを感じるというのも重要なポイントだった。それらを満たしているのがこの今川団地であった。
残念ながら結局は別のところに住んだが、その後、仕事関係の仲間がこの住宅に住んでいることが判明。そして何かの機会に家を訪れた。案の定、いい住宅だった。そりゃ、最新鋭のマンションに比べりゃ劣るところは多いけれど、でもその頃は、アメリカの郊外にあるような住宅っぽいイメージもあって、非常にかっこよかったし、住んでいる知人が羨ましかったものだ。

白を基調とした壁の色だが、側面はレンガ色である。また、通路も石畳っぽいカラーのブロックで、いい雰囲気が出ている。真夏の雰囲気が好きだ。

玄関まわりが戸建ての感じだし、写真右のように玄関までのアプローチに鉢植えの花を飾ったりできる。偶然かどうかわからないが、草花を愛でる人も多いのだろう。どの家も立派な庭木や草花が目立った。

夏は、青空に白い壁と芝生が映える。適度な間隔の落葉樹がいい木陰を提供してくれている。ぱっと見、リゾート地のような雰囲気も持ち合わせている。
尚、この団地は、京葉線からも良く見える。似たような住宅地が、もっと幕張寄りにもある。あちらは入船北団地というらしい。
2006年10月下旬 Zaki |