ベイタウン旅行倶楽部
私の故郷、ちょっとさびれてゆくのが悲しい、歴史的な港町、それは木更津。
その2
(映画館編)
2006年 夏より
>>> 哀愁の木更津(その1)

2006年8月3日。息子と2人だけで木更津の実家に行った。夕刻、中ノ島大橋へ。そこから見た新日鉄君津製鉄所。子どもの頃は大田山から見た。この景観は見慣れていても、何度見ても独特の寂寥感が漂っている。特に、日暮れ時は胸キュンなのだ。

右は、2003年12月に行ったときに撮影。ちょうど日が沈む頃。  >>> 拡大

今回は、もっと胸キュンの木更津の映画館をウォッチする。古びた映画館ほど哀愁を感じるものはない。

おっと、いきなり登場。かつての日活。現在はなんだ???
西口のメイン・ストリートに面しているので立地条件は一番良い。しかし、人の気配が無い。営業しているようだが・・・・。
(2006/8/3)

*追記

富士館。
少年時代に怪獣映画を観にきた。木更津では一番縁のある映画館。



上はチケットの窓口。
大人は、1700円。
(2006/8/14)

富士館の続き。
この日上映されていたのは、ゲド戦記。宮崎駿夫監督の息子の作。確か、賛否両論とか。上映間近なのか、慌てて売り場に急ぐ。いったいお客さんは何人くらい入っているのだろう。光熱費をちゃんと払えるのか、余計な心配。
(2006/8/3)



左: 富士館の前の通り。右側にクルマがとまっているところが富士館。昔は繁華街だった。今や見る影も無い。
右: 富士館の斜め前にある薬屋さん。今でも営業している。昔は近代的な建物だったのだろう。なんとなく見覚えがある。



左: その薬屋さんから入った路地。ここも昔の繁華街。右側には私の友人(故人)の家がある。
右: 富士館の前の老舗のお菓子屋さん。

木更津東映。
「東映まんがまつり」で何度か足を運んだ。今でこそ、廃れた感じだけど、子どもの頃、ここに来るのはハレの日だった。この並びに私の父の行きつけの焼肉屋があって、映画の後に焼肉を食べた。

テレビドラマ「木更津キャッツアイ」にもこの東映が登場するらしい。観たことないのでわからない。
(2006/8/14)



左: 東映の並びのお風呂屋さん。ピンク色に塗られたペンキが余計に哀愁を醸し出している。
右: 木更津温泉ホテル。かつては十字屋、サカモトと、このビルが木更津で一番高い建物だった。ここで風呂に浸かって、それでうまいもの食べてと、木更津人の憧れでもあった。以前は茶色だったけど、いつの間にか白いペイントをしている。今でも営業しているのだろうか。



2006年9月20日の夜。中ノ島大橋の遠景。左手のほうに京葉コンビナート。



同じ日の中ノ島大橋。こちらは木更津の市街から見た。こういうライトアップやってるのって知らなかった。毎年やってるの?それとも、しょっちゅうやってるのかなあ。知ってる人、教えて!



やはり同日、幕張に帰るときにわざと海岸を走り、そしてクルマから降りて、東京湾横断道路を眺めた。右に海ほたるが見える。幻想的な感じ。



2006年10月10日。息子と二人で木更津港に釣りに行く。ご覧のように日が落ちる頃まで釣り糸を垂れたが、珍しくボウズだった。息子と行って初めてのことかな。
(自慢じゃないが、釣りに行ってまったく何にも釣れないことは滅多なことでは無いのだ。釣り船の時は、周囲が誰も釣れなくても不思議なことに私だけ多少なりの釣果があったりする。)

ここ、有名な材木埠頭の辺り。ハゼ釣りのメッカである。ン十年前にはここでハゼをバケツいっぱいに釣った記憶がある。イシモチも掛かるし、運が良ければ(といっても、それなりの仕掛けはしないと)、黒鯛だって釣れる。

釣りは楽しいけれど、釣果が駄目なときは情けなくなってくる。まして、夕刻は寒くなってくるので、余計だ。明日があればリベンジしたいところ。そうは言っても明日は仕事だから、今夜中に幕張に戻らなくてはならない。餌を殆ど使ってなくて、残念。元気一杯の青イソメちゃんだ。

セントラルシネマ。
そうだ、すっかり忘れていた。洋画はここ。ここも何度も訪れた。但し、ボウリング場と一緒になったビルだったので、ボウリングがメインだったと思う。まだ健在で安心した。映画館としては、他の3館よりも新しい。何十年前のことだけどね。
(2006/11/28)



左: 夜景が美しい結婚式場。木更津港に面していてロマンチックなんだけど、ここだけ周囲から浮いているのである。こういう建物があと5つくらい建つと木更津もお洒落になるかもしれない。
中: 富士見通りのぼんぼり。いい感じ。
右: 中尾彬がよく行くってんで有名な宝屋。それほどびっくりするような価格じゃないので、気軽に日本料理が楽しめる。



おまけ画像。
2007年2月初旬。かつての房総西線(現在の内房線)をSLが三十数年ぶりに走るというイベント。この日はたくさんの人々が木更津を訪れたと思う。でも、SLとともにどこかに行ってしまった。経済効果としてはどれくらいだっただろう。今後もこういうイベントがあると木更津も盛り上がるんだけどねえ。

2006年8月 Zaki
改訂:2006年11月 //---> 2007年2月

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*   *   *



[追記]

元日活、その後のムービーランドであるが、いつの間にか無くなってしまい更地になっていた。
住宅にでもなるのだろうか。
少なくとも2008年の夏前には無くなっていたような気がする。



2008年5月5日。
矢那川の鯉のぼり。
毎年気になっていたのだが、見事だ。初めてこの下を歩いた。残念ながらイベントは昨日で終わっていたらしい。ま、かえって落着いてゆっくり歩けたのだが・・・。

今、ふと思い出したのだが、昭和40年頃までこの近辺に欄干の無い木製の橋がかかっていて、確か大正橋と言った、その橋の近く、おそらくこの写真の右側に火葬場があった。夕暮れに黒い煙がたなびいていたのを覚えている。


左は、潮干狩りの団体列車。眠くなるような色合いだ。
右は木更津駅構内に佇む久留里線の車輌。


左はモンシェリーという喫茶店。まだファミレスなんて無かった頃からK高とかK中央高の生徒が愛用していた。右は通も多い名物の「バーベキュー弁当」屋さん。以前は浜屋が経営していたけれど、今はどうなんだろう。


左は、祭日だというのに閑散としている木更津駅の西口。(海側)
こんな陽気(曇り)だからなのか寒々しく見える。
右は、「木更津キャッツアイ」で知名度は全国区になった「みまち通り」。
確かに若いカップルが手を繋いだり、片寄せあったりして、遠方から訪ねてきたりするようだ。ま、でも、写真撮って、はい、さようなら、みたいな感じなんだとか。
この通り、尾張屋が無くなってから活気が無くなったよなあ。(しみじみ)

2008年5月5日 撮影
Zaki



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