×

[PR]この広告は3ヶ月以上更新がないため表示されています。
ホームページを更新後24時間以内に表示されなくなります。


ベイタウン旅行倶楽部


2001/8/18

温泉好きの私は、旅行と言えば必ずといってよいほど温泉を絡ませる。いや、温泉の良さで旅行を決めると言ったほうが正しい。ここ8年くらいは、忙しさもあって気軽に温泉旅行に行くということが極端に少なくなった。それでも2001年の夏に行った銀山温泉は楽しかったので特に記憶に新しい。

銀山温泉は、それ以前にも行ったことがある。紅葉の真っ盛りで、清流とのコントラストが見事だった。その時は時間が無く、宿に泊まり、ゆっくりするということが出来なかった。妻もアンティークな建物が並ぶ風景を気に入って、いつかまたここに来たいと言っていた。

私の勤務する会社は休日が少ない。2、3泊する東北に旅行はよほど気合いを入れないと実現出来ない。結婚してからというものの、泊まりの旅行は数えるほどしか無い。しかし、東北への旅行はどれもが楽しい。東北の温泉は関東近県とは違った何かがある。山の緑も濃い。

銀山温泉へのアプローチは長い。車ならば東北自動車道を宮城県まで北上し、分岐する山形道に入る。蔵王の懐を横断し、山形で高速を降りる。私達は午前4時の空いている時間帯に都心を脱出したので、渋滞にはならなかった。お盆の頃だとこうはゆかない。空いていれば4時間くらいで山形へ着く。

山形から、天童、東根、村山、大石田と北上する。いずれも温泉地帯。天童は将棋の駒で有名。温泉街も充実している。私達は余裕があったので、天童から仙台の方向に少し行った山寺(別ページにリポート有り)に寄る。東根も温泉で有名。地酒の有名な蔵元がある。大石田は芭蕉の「五月雨を集めて早し最上川」の句で有名。

尾花沢は花笠祭りの発祥の地。さくらんぼや西瓜など、果物の生産も盛ん。雪の多いところで積雪は3メートルにも及ぶ。街中は寂れているかんじ。かつて大石田からの尾花沢鉄道があった頃は奥羽本線まで簡単に接続できたのだが、今やかつての駅はバスターミナルになっている。因みに尾花とはススキのこと。

銀山温泉は尾花沢の一番奥地にある。山深い奥羽山脈の懐。尾花沢からはバスも出ているが旅館の送迎バスもある。私達はクルマ。延々と続く田園風景を山に向かう。今でこそ藁葺き屋根には滅多に出会えないけど、かつてはそうだったと思われる外観の農家を観ることは出来る。つまり、藁葺き部分をそのままトタンに替えた屋根だ。

この辺りの家々は赤いトタン屋根が多い。緑の中にぽつんぽつんと赤い屋根があるのはまことに素晴らしいコントラストだ。冬場はどうなんだろう。やはり目立つようにと屋根が赤いのだろうか。トタンが多いのは豪雪地帯だからかもしれない。

尾花沢からクルマで走ること30分。銀山温泉の看板が見えてくる。クルマは温泉街の入り口近辺にある旅館の駐車場に。そこから先は車両の進入が出来ない。道は川の両側にあるが、狭い。しかしクルマが走っていないので、観光客はのんびりと歩ける。川もそれほど広くない。山間の小さな谷という感じ。川の両側に並ぶ旅館のすぐ裏手は山。


銀山温泉入り口近辺から
川の両側の道は狭く、一般車の通行は不可。

川に面した「足湯」。
左の写真の一部拡大。


本日お世話になる昭和館
信楽焼きの狸がシンボル

〒999-4333 山形県尾花沢市銀山温泉
TEL 0237-28-2151 / FAX 0237-28-2152



早速、宿に。2階からの景色。
ご覧のように川を挟んでトイメンの旅館も手が届きそう。狭い範囲に建物が並んでいることがわかる。


合掌造りの源泉館

ルックスも雰囲気もいい感じ。
本当はここに泊まりたかった。
(予約のために、ネットで色々物色したが、どこも満員。銀山温泉はとても人気があるのだ。


結果的に、昭和館に宿泊できたのは幸いだった。雰囲気もいいし、温泉街のちょうど中心にあって、2階の窓から色々な旅館を眺められるのが楽しかった。ただ、私たちの部屋からの景観はちょっとイマイチだったかも。



古めかしく私好み・小関館(写真上)

早速、宿に。2階からの景色。
ご覧のように川を挟んでトイメンの旅館も手が届きそう。狭い範囲に建物が並んでいることがわかる。

右は、大人気の能登屋。
「千と千尋」の世界だ。

一旦宿に荷物を置いて、外に出ると、既に夕暮れ。ガス灯風の街灯が輝きだす。

これ(右)が昭和館の外観。一見、新しく見えるけど、中身は相当古い木造である。ま、その名の通り昭和の時代に建ったのであろうが、築50年以上は経っているような雰囲気が漂う。

この写真は川の対岸から撮っているのだが、なんせ狭いので、全景のアングルで写すのは、広角で、しかもアオリがないと難しい。

狭い温泉街だけど、どの建物を見ても飽きない。写真は昭和館のやや上流で、川下方向を見ている。

この橋のたもと(左側I)にかがり火のための籠のようなものがぶら下がっていて、よく見ると、色々なところにそれがあった。

後で分かったのだが、これはイベント用なのである。

空はまだ明るいのに、この谷あいはどんどん暗くなってゆく。でも、なんかいい雰囲気。

私たちはこれからちょっとしたハイキングなのである。

このページのトップへ

温泉街からちょっと歩くとこんな滝が。 銀山の由来になった銀鉱跡

遊歩道はきちんと整備されている 銀鉱の探索も含めて30分くらいの行程

散歩から戻ってきた。源泉館から望む能登屋。能登屋はやっぱりかっこいい。いつか機会があったら能登屋に泊まりたい。

純和風の夕食。
部屋で食べられるのは嬉しい。
夕食を食べ外に出ると真っ暗。



特別大サービスの花笠踊り
橋の上がステージ。
前述した”かがり火”は、このためにあったのだ。
中央、後方に見えるのがそれ。

右は夜の源泉館。独特のムード。

今は便利な世の中で、インターネットで旅館を簡単に検索できる。銀山温泉も人気があるので当然ながら「銀山温泉」というキーワードでたくさんヒットする。どれも大正ロマンを感じさせる魅力ある建物なのだが、電話をしてみたところ、どこも満員。1週間も前だったら大丈夫だろうと高をくくっていたのだが、人気旅館の場合、3カ月前には予約でほぼいっぱいになるから注意が必要だ。

本当は、合掌造り風の源泉館に泊まりたかった。外人おかみで有名な柴田屋も良い。しかし、残念ながら予約がいっぱい。しかし、昭和館がキャンセルかなにかで偶然に空いていた。柴田屋の真ん前。温泉街の中心地でもある。地味ながらいい雰囲気。風呂もなかなか良かった。銀山温泉の旅館は面積を稼ぐ為に、上下に伸びる。谷川と山に挟まれた狭い土地にオール木造の5階建てが、この辺りの一般的な旅館。

小さな玄関を入ると、良く磨かれた廊下があり、すぐに階段。気の良さそうな仲居さんの案内で4階へ。エレベーターは無い。案内された部屋は狭い。しかし、嫌な雰囲気ではない。階段室からの窓の外にはすぐ目の前にお向かいの外人さんのおかみがいる旅館。そして眼下は川である。窓から釣り糸を垂らしたくなるほど魚が泳いでいる。ハヤだと思う。

日中は感じなかったものの、夕刻になると冷えてくる。息子と一緒にひとっ風呂浴びて、暗くなる前に宿を出て散歩することにした。温泉街も情緒たっぷりで良いのだが、もっと川の上流が素晴らしい。温泉街からほんのちょっと歩いたところに、立派な滝がある。滝の飛沫を浴びると風呂上がりの体が途端に冷えてくる。更に両側から滝を巻いて良く整備された遊歩道を登ってゆくと滝の上部に出る。

遊歩道は谷川に沿って更に続き、かつての銀鉱に出る。ここが銀山温泉の謂れ。中は照明もあるし、比較的広くて歩きやすい。神秘的な光景だ。夏は冷気でひんやり、冬は暖かい。坑道は基本的に2カ所から出入りできる。一方から入り、もう一方から出てくる。アドベンチャー気分。そこから出て、少し登ると、明るく平坦小さな湿地帯に到着。積もった雪が徐々に溶けてゆき、こんな地形になたのだと思う。

さて、ここまで来るとすぐに旅館に向けて道を急ぐ。夕食の時刻だ。今夜は、旅館街のイベントがある。早めに食事をして準備しなくては。滝の近辺では少し緊張するが、歩きやすい道なので難なく戻る。それにしても温泉街に隣接して深山の雰囲気は味わえるし、洞窟の冒険は出来るし。素晴らしいところだ。この奥の素晴らしさが銀山温泉のもうひとつの見どころ。

夕食は山菜を中心とした御善料理。鮎の塩焼きが美味かった。小さいながらも部屋で浴衣を着て家族で囲む食事は楽しい。当然ビールの後の酒も美味しい。食事をとっている最中にどんどん外が賑やかになってきた。ガス灯を模したナトリウムの灯りの下にたくさんの人が集まっているのだ。イベント、それは花笠踊りの披露だった。

川の両側の道は狭いので、花笠踊りの上演は橋の上が舞台となった。約10人の踊り子たちが尾花沢の中でもいくつかの流派に分かれる踊りを次々に披露してくれた。それほど難しく感じなかったのだが、きっと笠の回し方、腰の入れ方などがポイントなのだろう。イベントが終わった後、体も冷えたので、部屋で飲み直そうと思ったら、空を見上げた妻があまりにも素晴らしい星空に興奮していたので、外灯の少ない場所に移動して親子3人で星を眺めた。東京では絶対に見られないだろうと思う細かい星も良く見えた。



翌朝はかんかん照り。
朝から暑い。

右は、この写真の拡大(トリミング)。
この建物の鐘楼風の部分が気に入った。
写真を撮りに来るだけでもまた来たい。


上は仲居さんに撮ってもらった
そして帰路に就く。
(といっても、尾花沢にもう一泊する)

若くい美人おかみの手作りのしおり
和紙に押し花。
こんな気遣いが嬉しい。

若くて、綺麗な女将さん。
旅館を出るときにバタバタしてたもので、残念なことに写真を撮り忘れてしまった。
さて、これから、出羽三山の方面に向けてドライブ。
今日(8月19日)は長丁場である。まだまだ続くみちのく山形の旅。
続きは、下の「羽黒神社・・・」のリンクをクリックしてください。では、では。

▲このページのトップへ

山寺(立石寺)へ] [羽黒神社・湯殿山のミイラ寺を探訪] [国内旅行のカテゴリーへ

ベイタウン旅行倶楽部のトップページにジャンプします!
Oretachi's Homepage Makuhari