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「箱根にて」
2008年12月28日から、つまり、年末を箱根で過ごした。
もちろん温泉三昧。天候にも恵まれた。
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本来ならば年末の慌しい時期に箱根に行った。それも3日間も。大丈夫か。上はその箱根の代表的な写真。2日目に周辺をドライブした折に撮った写真。撮影場所はもちろん元箱根だ。関所前の駐車場にクルマを駐めてぶらぶら歩いた。小学校6年生の時に伊豆・箱根に修学旅行に行ったときに、このアングルのペナント買った記憶がある。
偶然にもベイタウン住民でこの年末から正月にかけて箱根に泊る人を少なくとも私は5人(5家族)知っている。私を含めると、6人(6家族)である。しかも、うち3人(私を含めて)はベイタウン中年バンドだ。更に、その6家族中3人は正月休みを箱根で過ごすのが恒例だとか。うーむ、羨ましい。(私は正月前に下山する。) |
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箱根と言えば、富士山なのだ。箱根に行くからには何がなんでも富士山を見たい。実は仙石原近辺では外輪山が邪魔をして富士が見えない。それじゃ嫌だっちゅうので、初日、ホテルに到着してすぐに長尾峠まで行き、夕暮れの富士を観に行った。それが上の写真。やはり富士は偉大なのだ。
富士を眺めるのもいいけれど、寒い。20分くらい峠近辺にいたら身体が冷え切ってしまった。慌ててホテルに戻り、ひとっ風呂浴びる。やや熱めのにごり湯で、源泉は大涌谷。気持ちいい。風呂からでると食事。まさに極楽だ。
いつも思うのだが、こういうところの料理は物凄くボリュームがあって、食いきれない。しかも酒もガンガン飲むので、腹がはちきれそうになってしまうのだ。
それでも残さず食べてしまった私。
メタボ野郎なのだ。
食事を終え、部屋でデレデレ過ごし、少ししてからちと仕事。ノートPCを持参したが、ホテルに備え付けのPCをお借りした。今や、USB接続の2GBのメモリのお陰で、どこに行ってもある程度仕事が出来るのが嬉しい。あ、逆かも。どこに行っても仕事をやらされる、という解釈も出来る。(とほほ)
仕事を終えると再び、風呂。気持ちいい。疲れたら適当に寝る。極楽、極楽。こういうのを繰り返しながらだったら何日居てもいいな。
左:箱根ツアーの途中に立ち寄った小田原の老舗「だるま」の天丼。結構、有名な店。
中:泊まったホテルの庭園に面したテラス。
右:庭園に金時山(箱根の外輪山)の見える展望台が。
左:風呂上りには暖炉(本物の薪を使っている)の炎で癒される。
中:毎日取り替えてくれた部屋の生け花。
右:朝は質素に。しかし、旨かった鯵(アジ)の干物。 |
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2日目(12月29日)は午前5時半に起床。周囲は真っ暗。箱根といえば富士。おっと、さっき、そんなこと書いたっけ。そう、この日も富士に始まり、富士に終わるのだ。
外に出る。外気温は氷点下4度。送迎用(?)のクルマのフロントガラスがバリバリ凍っている。宿泊客のクルマは前夜に凍結防止用のシートを掛けてくれているので大丈夫。前夜に「朝、長尾峠に富士の写真を撮りに行くから。」と告げていたのに、ガードマンさんのうっかりで、駐車場のカギが開かない。困った。
ところが、ガードマンさんが代わりにご自分のクルマを貸してくれた。ありがたや!
これがまたRAV4というホイールベースの短くて山道などに向いているクルマ。コーナリングが楽なのだ。運転が面白い。 |
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上は午前6時51分の富士。頂上から8合目くらいまで朝日が当たり始めている。
眼下には御殿場の街並みが。
雲ひとつない快晴。風も無い。気温は低い。でも、気持ちいい。視線をずっと左のほうにずらしてゆくと足鷹山、更に左は駿河湾、伊豆半島というパノラマが広がっている。
朝の富士を拝んで仙石原に下ると、まず風呂。十分あったまってから朝食。朝食の後もまた風呂。いや〜、実に楽しい。気分がいい。
左:朝日が当たる。
中:朝食後に、仙石原の交差点から近い長安寺の五百羅漢を見に行く。箱根の隠れた名所。
右:広い境内のあちこちに羅漢さまがいらっしゃる。写真をたくさん撮った。
左:元箱根から望む富士。綺麗ざんす。
中:何故海賊船なのか分からないけど、定番の風景。
右:特徴のある駒ケ岳の山容。幕張の浜からも遠望することが出来る。
左:杉並木。
中:関所跡。立派なテーマパークになっていた。驚き。
右:見張りがいたところ。
元箱根の辺りの芦ノ湖畔や杉並木を散歩し、関所を見学する。以前の関所跡ってな〜んだ、ってなくらいの感じだったけれど、今やテーマパークになっていて驚き。資料館は割りとマジメに観た。かつて関所を通らず山中に逃げた(関所破り?)お玉が処刑され、それが「お玉ヶ池」の由来だったなどと、ちょっと勉強になったかも。その後、近くのレストランで食事。箱根名物とはまったく無縁のカレーライスを食べた。食事後、芦ノ湖スカイラインから再び富士を眺める。芦ノ湖スカイラインはその近辺では唯一の有料道路。かつては箱根や伊豆は至るところが有料道路だった記憶がある。 |
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芦ノ湖スカイラインは箱根の西側の外輪山。富士を間近に望めるし、反対側は芦ノ湖を見下ろすことが出来る。まことに気持ちの良い道。上の写真は杓子峠からの富士。午後になり、かなり薄っすらとしているが笠雲のかかった富士も素晴らしい。
左:箱根スカイラインはこんな感じの尾根が続く。
右:眼下には青々とした水の芦ノ湖。その向こうに神山(左)と駒ケ岳。
左:金時山を見る。今回の旅では一番身近に感じた山だった。
中:仙石原のすすき野から見る金時山。
右:すすき野を途中まで歩く。背をはるかに越えるススキが一面に広がる。
芦ノ湖をぐるりと一周した感じだ。まだ明るいのに、宿に帰ってまたまた風呂に入る。
そして、飲む。
ぐうたら生活は楽しい〜! |
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3日目(12月30日)も早起き。5時起床。少しぐだぐだしてから5時半頃に風呂に入る。朝風呂は、ほんと気持ちいい。昨日の酒もすきっと抜けた。まだ夜明け前に再びPCに向かい合って仕事。午前8時に朝食。その前にまた風呂。いやいや、この3日間で何回風呂に入ったことやら。
午前10時にチェックアウト。明日再び出かけるので、早めに山をくだることにする。強羅を経由して、箱根駅伝でお馴染みの宮ノ下を通り、箱根湯本に降りる。息子が小田原城に行きたいと行ったので、今日の観光は小田原城になる。小田原はこの十年は一度も立ち寄ってない。おそらく小田原城に立ち寄ったのは小学校以来なので、〇十年ぶりだ。息子のお陰で、思わぬ歴史の勉強が出来た。
左:某有名ホテルのすぐ前の写真館に飾ってある色褪せた写真。1978年と書いてある。
中:渋滞していたので有名な函嶺洞門を運転席から撮影することができた。
右:これも有名な石橋。旭橋という。これも運転席からの撮影。
左:数十年ぶりのご対面。白亜の城は立派だった。
右:小田原城から箱根が間近に見える。
左:逆光に霞む湯河原方面。
中:小田原市街と相模灘。
右:小田原城の敷地内に、何故か象がいる。でかい。
左:かまぼこで有名な鈴廣の宣伝をしているチンドン屋さん。
中:小田原名物、守谷のパン。駅前の小さなパン屋さんだ。
右:出来たてのアンパン。まだ温かい。
2008/12/31 Zaki
(しばざ記より流用) |
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