紀行文の取材を兼ねて4月上旬、鎌倉山を訪れる。とてもいい天気だった。11時前に海浜幕張から普通電車に乗り、東京駅で東海道線に乗り換え、大船まで行く。比較的早く着く。横総線だと、総武線方面から便利だ。大船から京急バスに乗り、目的地の鎌倉山へ行く。
鎌倉山は、鎌倉の中心部からは西のほうに位置する小高い丘で、元々は別荘地として開拓されたらしい。だからその名残で、大きな高級住宅が点在する。また、この時期、桜が見事だ。とても落ち着いた場所である。
左:海浜幕張駅にて。京葉線全線開通20周年のエンブレム付き。
右:大船駅前から鎌倉山行きのバスに乗る。
バスに揺られること約10分くらい。いや、15分くらいかな。スタッフとお喋りしながらだったので、実際には分からない。でも、程なく鎌倉山に到着したのだ。ご覧の通り、バス通りの桜並木が見事。
この鎌倉山と書いてあるT字路の交差点を一旦登り、そして鎌倉市街に下りてゆくバス路線に乗り換え、そして目的地のらい亭に行くのが本来だけど、せっかくいい天気だし、桜が見事なので歩いてゆくことにした。
上がらい亭経由で鎌倉駅方面への道路。左側にバス亭があり、そこに何人かがバスを待っている。
鎌倉山の交差点から、のんびり歩くこと15分くらいでらい亭に到着。
入り口で500円を払い、入場する。
実はこの500円は中で食事したときに食事券として使えるのだ。
らい亭は、中心にそばや懐石の食べられる食事どころがあり、その周囲は起伏のある庭園になっている。下調べはしてきたけれど、あまりにも広大なので驚く。そして、随所に桜の花が咲き、見事。
そして蕎麦を食べる。ランチタイムを大幅に外していたので、やや空いてはいたものの、ピーク時に来たら大変だっただろうな、という余韻のようなものが残っていた。また、外人さんも多かった。
お値段は高め。ロケーション代が入っているからと割り切れば大丈夫だけど、ここで軽く蕎麦だけ食べて、下界(鎌倉市街)でなにか食べたほうが良いかもしれない。あ、せこいか。(笑)
食事をした後、再び庭園を散策。少し降りたところにある甘味処に入る。
おしるこを食べる。
おしるこはなんと蕎麦が入っていた。アツアツで甘くて、美味。700也。
庭園内には竹林もあった。
全部見るためにはそこそこの時間が必要だ。
再び鎌倉駅に向かう道を歩く。
らい亭のまん前にバス亭があるけれど、天気もいいし、バスに乗るのが勿体無い。
右側の赤いポストのある建物は喫茶店。凄く感じがいい。
この道は、それほどたくさんの店があるわけではない。
そして暫く歩くと、桜の木の下に可愛いパン屋さん。
一旦バスで鎌倉の駅に行き、そして小町通りを歩く。
観光客向けの商店が立ち並ぶ小町通りでいい雰囲気の居酒屋を探したが、無かったので、駅近くまで戻って、どこにでもある和民(わたみ)で飲む。どこにでもと言いつつ、鎌倉で飲んでいると思うと、なんとなく嬉しい。
鎌倉から海浜幕張までは片道1,380円だ。
写真・文 Zaki 2010/4/11 |