ベイタウン旅行倶楽部
船橋(その2)

■JR 船橋駅とその周辺
JR 船橋駅、そして京成線の船橋駅近辺は県内最大の繁華街。居酒屋、パチンコ屋、怪しげな風俗店、が狭い路地にひしめき合っている。


総武線・JR船橋駅。東武線や約200m離れたところには京成線もあり、重要なターミナルである。 総武線の上りホームで電車を待つ人。
駅前に聳える西武デパート。筆者が幼少の頃からあり、ここに来るのを楽しみにしていた。 反対側には東武デパート。西武と東武が駅を挟んで対峙しているのは池袋のようだ。

船橋駅のコンコースから駅前通り(海へ続く)を見る。京成線の向こうに超高層のマンションを建設中。京成線も立体化工事の真っ最中。

<右上>駅前の交差点。人がごちゃごちゃと歩いている。都心並みの賑やかさ。

<右下>
駅周辺にはこのように狭い路地が多く、居酒屋や遊技場が立ち並んでいる。


駅前通り。(向こう側は湊町方面。) 左とほぼ同じ場所から駅方面を眺める。北口の東武デパートや建設中の高層マンションが目立つ。
■京成船橋駅
現在立体化の工事の真っ最中で、このように地下鉄の駅のようになっている。屋根に当たる部分が高架で、近い将来には完成する。
駅前通りの京成線の踏み切り。人も車も多く、ここが立体化されれば、かなりスムーズになる。 高架の下が線路になっていて、面白い。
京成電車がやってきたところ。向こうは市川方面。京成線はやたらにカーブが多い。 同じ京成線だけど、こちらは大神宮前の踏み切り。高架が出来たことになって、渋滞は解消するけど、すっかり景色が変わってしまった。
■船橋駅から路地づたいに歩く
駅前通りからちょっと入ったところにクネクネと幾筋かの路地がある。ここが結構面白い。ちょっとエッチなパブとかピンサロもあるけど、風流な酒場もあるし、神社もある。都会の下町っぽいところが筆者のお気に入り。ごくたまにであるが、この界隈で飲むことがある。


(右) 西武デパートの横っちょからちょっと入った路地の入り口。京成の新しい高架が見える。
赤いパチンコ屋。狭い路地を挟んだ目の前が教会というのが面白い。神に祈りを捧げてから戦いを挑むか、それとも無一文になって神にすがるか。 これが教会。画像処理に失敗して赤くなっているのではない。左で紹介したパチンコ屋の赤いペイントが反射しているのだ。冬はいいかもしれないが、夏は暑苦しい。
駅のすぐ近くのラーメン屋。小腹が減ったので、ちょいと寄ろうと思い、メニューを見てびっくり。なんと、ラーメンが250円。これは安い! 路地の飲み屋街。まだ日が高いので、誰もいないが、夜になると凄まじく活気を帯びてくるのだ。因みに、この周辺に私の行きつけの店もある。
ちょっと怪しげな「ふたりの部屋」というスナック。それに、金髪と銀髪に染めた怪しげなお姉さんが二人並んで歩いている。 路地の奥にひっそり佇む神社。路地を挟んで「パブ・マニラガール」。この取り合わせがユニーク。歌舞伎町の花園神社辺りの雰囲気に似ている。


実は、神社の裏側はこんな状態。なんだか分からないと思うが、もつ焼き屋さんのメニューが掲示してある。

こんな渋いお団子屋さんもある。

しかしやはり時代に負けてしまい、昔ながらの店や住宅が少なくなった。代わりに乱立するコインパーキング。
路地を本町通りに抜け出す辺りに店を構える料亭。「いなりや」という老舗だ。 本町通り。14号に平行して東西に延びる。ここは「いなりや」の前辺りから東を見たところ。
■ 本町通り
西は海神、東は大神宮へと突き当たる道。船橋で駅前通りに次ぐ繁華街。
気をつけて通るところどころに古いお店があったり、寺町通りの入り口があったりと情緒たっぷりだ。
大神宮に向かい、段々森が大きく見えてくると、まるで春日神社へと向かう京都の道を歩いていうような雰囲気になる。

島村写真館。モダンな作りのビル。結構新しくもあり、古くもあるこの写真館。雰囲気は完全に昭和初期だ。


古い呉服屋さん。二階の格子状の窓が歴史を感じさせる。

島村写真館を更に大神宮のほうへ歩くと、こんな素晴らしいお菓子屋さんがある。
写真右下の呉服屋さんのはす向いにある。この裏手のほうに寺町通りがあり、文字通りお寺が立ち並ぶ小京都のような雰囲気。

尚、今回は逆光のために寺町通りの寺院は撮影しなかった。また機会があれば、是非。
>>> 船橋の寺町と呼ばれる本町3丁目の探訪(2006/7/14)
このページの写真を撮影した2004年7月1日から約2年後、やっと寺町をじっくりと歩く機会に恵まれた。拙い写真と文章ですが、リポートにまとめましたのでご参笑(ご参照)ください。
お父さん達を楽しませて早幾年。
改装して外見はかなり新しくなったが、歴史を感じさせる若松劇場。いわゆるストリップ劇場の老舗だ。かつては、西船橋のOS劇場と双璧だったが、今や、この界隈ではここしかない。頑張って営業を続けてほしい。

しかし、日中に見るとなんか気恥ずかしい。
こちらもかなり年季が入ったソー○ランド。木造2階建てで、石垣に緑があしらってあったりと、なかなか情緒がある。若松劇場の並びにある。
因みに筆者は決して入ったことはない。
強い夏の陽射しにぽかんと佇んでいるラーメン屋。かなり古臭い。若松劇場、左のソー○ランドとは、はす向かいに位置する。ソー○ランドに友だちと一緒に行った帰りに寄り、反省会を開くのに適している?
■市役所の周辺
船橋市役所は南北に長い船橋市の一番南のほうに位置する。即ち、かつては海に面している辺りだ。
今でこそ、埋め立てをして海は相当奥になってしまった。

(右)船橋市役所。かなり立派な建物だ。
三田浜楽園。建てかえられて、かつての情緒がまったく無くなってしまったが、ここ、とてもいい雰囲気で好きだった。宴会や法事に使える。私の職場でも一度宴会に使ったことがある。 料亭・玉川。市役所の近く。三田浜楽園とは隣合わせ。周囲のビルとの対比が面白い。完璧な木造建築で、三田浜楽園が新しくなった今、なんとかこの様式を保ってほしいものだ。
右上の写真では分かりにくいのだが、「玉川」の文字がネオンサインになっているのだ。なんとなく「千と千尋」っぽくていい。 三田浜楽園の駐車場から見た「玉川」。旅館のような作りになっている。たまにはこういうところでウマイ肴にウマイ酒を飲んでみたいものだ。
■船だまり
京葉道路のすぐ近くに船だまりがある。現在の海岸線から考えれば、かなり奥まったところだ。でも、この辺り、なんとなく静かでいい。初めてここに来た十数年前のことが甦る。

というわけで、船橋
ここで今回の写真は終わり。ちょっとまとめてみたい。
船橋。歴史があるし、山から都会の風景、そして海までいろいろな景色のバリエーションがあって面白い街である。当ページに前述した通り、場所によっては非常に京都っぽい雰囲気もあるし、北側の落ち着いた住宅地(船橋市夏見の周辺)や、アンデルセン公園のあるほう、あるいは御滝不動の近辺まで見て回ると、何日あっても足りないくらいの、ある意味凄く観光地だ、と思う。ベイタウンから、こんなに近くて異次元の体験が出来る街。それが船橋。騙されたと思って、皆さんも是非船橋に遊びに行ってみてください。
尚、今回はJR船橋駅の南側だけに照準を絞って歩いたのだが、北側も見どころはたくさんある。また機会があれば、当サイトで「船橋・その3」をご披露したいと思う。


誤字脱字等については予め陳謝いたします。
2004年7月 Zaki


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物言いがつきました!(笑) 2004/10/12
当ページの若松劇場のくだりに誤記があるということで、熱心なファンの方(匿名)からクレームがつきました。せっかくなので、以下にご紹介します。
船橋の項で、若松劇場を、界隈で唯一のストリップ劇場と紹介されていましたが、京成船橋の裏の方に、船橋大宝というのもあります。(こちらの方が料金安いです。)
2004/10/12 匿名

情報提供有難うございます。残念ながら筆者は「船橋大宝」を存知ませんでした。まだまだ船橋に関しては初心者であると同時に、一番肝心なスポットを見逃していたということで、猛省致します。しかし、驚いたことに、この匿名さんは元々は関西のご出身なのであります。何故詳しいかと訊ねたところ、船橋界隈に住んでいらしたことがあるとおっしゃってました。更に、いろいろと詳しい情報をお持ちなのですが、18禁なので、ここでは割愛させて頂きます。

>>> 船橋北口

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