ベイタウン旅行倶楽部
水仙ロードを歩く
日本一の水仙の里・鋸南町を訪ねて


静かな山間に水仙が一面に咲いている。
ゆるい坂をゆっくりと歩けば、遠い昔の思い出が甦る。




先日、ベイタウン・シニアクラブさんの小旅行がこの鋸南町の水仙ロードだった。
季節がたまたまそうなのもあるけど、この水仙ロードはなにかとメディアへの登場機会が多い。その為、結構有名だったりする。そこで私も、そんなに良いところならと、家族と一緒に確かめに行ったのである。
(2003/02/01 SUN)




クルマで行くなら、朝早く出発し、ベイタウンから最寄の湾岸千葉インターから高速を使い、京葉道路〜館山自動車を乗り継ぎ、終点の木更津南インターで降りる。空いていればここまで45分〜60分くらいで到着。

木更津南インターからは国道127号線をずっと南下。海の見え出す上総湊、奇岩の鋸山の景勝地を眺めながら、崖のトンネルをいくつか通り過ぎると、保田(鋸南町)に到着。休日は、このルートは人気なので、混む。早めの出発が肝心。



電車の場合は、内房線・保田駅下車。
この季節、熟年のリュックを背負ったハイカーがぞろぞろ電車から降りてきて、寂れた感じの街が華やかになる。
駅から、水仙ロードまでは約1.5Kmくらい。ちょうど良い足馴らしという感じである。わいわいがやがや歩くハイカーは楽しそうである。


 

小さな駅のロータリーには、こんなレトロな食堂もある。
水仙ロードを歩き終えた後で、電車待ちの間に寄ってみるのも一興だろう。

尚、保田駅からは保田港までも比較的近いし、海辺には磯料理の店も多いので、水仙ロードとはまったく異なった旅をしてみるのも面白い。行程にゆとりがあれば、是非、菱川師宣記念館に寄ってみたい。世界に有名な浮世絵師はこの町の出身。 



水仙ロード入り口の駐車場近辺の水仙。
奥ゆかしい感じ。優雅な香りもする。

普段、水仙なんてそんなに気にしなかったのに、改めて見ると、決して派手ではないけど、とても綺麗な花であることを再認識した。

水仙ロードの入り口近辺には、それほど大きくないものの、無料の駐車場がいくつかある。  



こんな郷愁を感じる景色にも出会える。

水仙ロードは、車道であるが、それほどクルマの往来は多くないので、ゆったりと歩ける。館山自動車道の高架を通り過ぎる辺りからは静かな山里の雰囲気になる。



この近辺は、頻繁にテレビのロケに使われるのだという。
水仙ロードの入り口から約2KM地点。
駅からは結構距離がある。いい運動だ。

歩きやすい靴を履いてゆきましょう。

もちろん、道の両側に白く見えているのは水仙です。念のため。



左:ちょっとアングルを変えて。なかなかいい感じでしょう?
右: こんな感じの道をぶらぶら歩く。
  寒い季節なので、防寒具は忘れずに。
  と、言っても山間いは、日差しがあれば、結構暖かい。



左:日陰は若干開花が遅い水仙もあるので、まだまだ2月中旬くらいまでは楽しめそう。
右:家はまばら。山の切れ目からは海も見える。



日が当たらない場所はご覧の通り寒々しい。
もう少し早くここに来ていれば日向だったと思う。



今回は途中で道(国道127号線)が混んだりして、日がやや傾き始める午後2時頃に到着した。できればお昼のお弁当を現地で食べられるくらい出発を早くすべきだった。残念。

しかし、ゆっくり歩いても約2時間のコース。
普段運動していなくても、ゆるい坂なので、シニアの方々でも大丈夫。
是非、訪れてみたい場所だ。
写真・文 : Zaki



ベイタウン・シニアクラブ主催の水仙ロードのツアー写真集(山根治仁氏撮影)は、こちらをご覧ください。


水仙ロードを歩く(2003年)] [水仙ロードと高宕山(2009年)
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