ベイタウン旅行倶楽部

10キロ以上はありそうな見事なアカエイ

アカエイおじさん やっぱこの辺にはアカエイがいるんだ!
検見川浜の名物おじさんに遭遇。

いや〜、驚いた。あんなでかいアカエイを間近で見たのは初めて。私が中学のときに親父が釣り上げたアカエイもでかかったけど、それよりもでかい。上の写真がそのアカエイ。危ないので尻尾は切り落として、そして、鼻のところにロープを引っ掛けて、防波堤から海中に吊るしておくのだ。こうして生かしておく。引き上げられたアカエイは盛んにヒレを動かし、歯をガチガチさせ、そして、息を荒げた(というか、ヒューヒュー、ブルブルブルってな感じで鳴いていた。)。なんとも不気味。

実はもう一匹いた。防波堤の反対側に吊るされていたアカエイは、尻尾付き。危ないので、トゲだけはペンチで抜いてある。やはり、元気が良かった。このアカエイを釣ったおじさんは、「赤い帽子のおじさん」といえば、この辺り(検見川浜)の誰でもわかる有名人なのだそうだ。「この辺りの釣り仲間は100人以上だね。」と豪語する。一年の殆ど毎日、検見川浜の突堤に来るそうだ。そして毎日アカエイを釣る。アカエイだけじゃないのだが、アカエイを釣るのが日課のようである。

以前、幕張の浜では何故遊泳禁止なのかという質問が「言いたい放題」(俺達のホームページ BBS)であり、どなたかが「それはアカエイがいて危険だからだ。」と言った。まあ、いることはいるんだろうけど、そんなに凄い数がいるのかとか、いてもどうせ大したことないだろう、なんて思っていた私はかなり甘かった。こりゃ恐ろしいほどでかいアカエイである。しかも、こんなのが毎日釣れるくらいたくさんいるらしい。ひょえ〜。

というわけで、皆さん、幕張、検見川の海には気をつけましょう!



これがもう一匹のアカエイ。ちょい小ぶりだけど、でもでかい。尻尾の先端まで1メートルはありそうだ。こちらはトゲだけ抜かれて尻尾は無事である。それにしてもなんと不気味なんでしょ。泳いでいて、こんなのと遭遇したらショックで心臓が止まってしまいそうだ。



左は最初登場したアカエイくんの裏側。口には鋭い歯があり、ガチガチと不気味な歯軋りをしていた。右は尻尾が無事なアカエイくん。写真だと分からないが、尻尾を勢いよく振り回していた。

「危なくないんですか?」と私が尋ねると、おじさんは、ちょっとむっとして「何年やってると思ってんの。大ベテランなんだよ。」みたいなこと言った。うーむ。この間、スズメバチハンター(スズメバチおじさん)というのをテレビで観たが、まさにこの方はアカエイおじさんである。でも、皆の安全のためにアカエイを釣っているのかと思うと、実はそうではない。アカエイが好きで鍋などで食べてくれる人がいるので、その人にあげるのだそうだ。なるほど。もちろん、釣って楽しいというのもあるのだろうけどね。

で、アカエイおじさん、そのアカエイをどうするのかと思ったら、海に投げ捨てていた。そのアカエイの鍋が好きな人が現れないからだという。なんだ、おじさんは持って帰らないんだ。でも、アカエイは九死に一生を得たわけだ。尻尾の無いほうはこれからの人生は大変かもしれないけど(再生するのかな?)でも元気そうだし、尻尾のあるほうはトゲが無いだけで、残りの人生には影響なさそうだし、まあ、よかったねアカエイくん。

因みにアカエイ釣りの餌は生きたサッパである。



前述の通り、アカエイおじさんは単にアカエイを狙いに来てるわけではない。ちゃんとこの日の獲物はゲットしている。見事なカレイだ。これはギャング(引っ掛け針)で釣ったという。おじさんは見事な手つきで内臓を取り、そして、内蔵を適当な大きさに切って空中に放り投げる。それをカモメが素早くキャッチ。アカエイおじさんの周りはいつの間にかカモメだらけに。マー君とかずーちゃんがいたかどうかは定かではない。また時間があったらアカエイおじさんに会いに行こう。
Zaki(2006/10/13)


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