ベイタウン旅行倶楽部

原木中山(ばらきなかやま)
-- 原木山(妙行寺) --

「原木」と書いて、「ばらき」と読む。なんとも変な感じ。それに、原木は市川市。中山は船橋市。その境が東西線の原木中山駅周辺なので、ややこしい。

行徳に住んでいる頃、習志野まで時々クルマで通勤していたときがあり、357号が混雑しているときの裏技として行徳街道(旧道)の延長線上、東京メトロ原木中山駅をかすめて京葉道路の原木中山インターチェンジに出る道を通っていた。

昔ながらの道で、曲がりくねっているし、また路肩が殆ど無いので、あまり好きな道ではなかった。従って、原木中山は私にとって単に通り過ぎる街だった。ただ、その街道沿いの妙行寺は気になっていた。立派な寺なので、寄ってみる価値はありそうだと、かねがねチャンスを狙っていた。

2007年10月の中旬。天気も良いし、運動不足だったので、船橋と西船橋の業者さん回りを自転車でと意を決して出かけた。いやいや快調。ららぽーとまでは海沿いの道、そこから一旦14号に入り、船橋で用事を済ませ、次に勝手知ったる裏道を使い、西船橋へ。

このときまで、原木中山のその妙行寺まで足を延ばそうとは考えてなかった。何故か急に思い出した。こういうときでないと絶対に行かないだろうと思い、陽が傾きかけたのも気にせず、原木中山インターを跨ぐ道から例の曲がりくねった街道に入った。


左:原木中山インターを跨ぐ歩道橋から行徳方面を眺める。いい感じの光の筋が見えた。
右;左のほうに見える森が妙行寺の境内。



山門。シンプルなデザイン。奥にも門があり、そっちが山門かもしれない。するとこっちは何だ。どうもこういう建物の呼称はよく分からない。


左:山門脇に原木山のバス停がある。いいね、こういう雰囲気でバスを待つなんて。
右:境内。左手の鐘楼はかなり立派。柱がコンクリート製なのがちょっと残念。



左:境内を入って、進むと、この門に出くわす。門の奥の正面が本堂。中庭は素晴らしい。
右:原木山・妙行寺(ばらきさんみょうぎょうじ)の解説。ざっと読むと、1538年にこの地に開山したとある。かなり歴史があるのだ。



門に施された彫刻は凄い。一部だけじゃなく、至る場所に彫刻が入っている。この門を見るだけでも、この寺に来る意味がある。かなり気に入った!!


左:門の扉の彫刻。このお寺のトレードマーク。このマークが至るところにあった。
右:境内の青銅製の灯篭。灯篭ひとつとってもかなり凝ったデザインだ。



左:灯篭の一部拡大。龍の吐いた炎(?)に鐘がぶら下がっている。
右:手を清めるところ。観音様(?)が見守ってくれている。



本堂。屋根が立派。かなり重量感がある。


左:屋根の上の唐犬(?)。
右:本堂をやや異なるアングルで。物凄く質感のある寺である。


本堂も至るところに彫刻が。それも、かなり凝っている。たまらなく贅沢な造りになっている。


左:境内から山門方向を見る。
右:外に出る。西日のバス亭。ところで、入るときも出るときもバスを待っている人がいなかった。

妙行寺は素晴らしい寺である。細部までじっくりと見ることができた。見ていて飽きない。これだけの立派な寺が原木にあることも凄い。原木を見直した。まだ訪れたことの無い人は是非行ってみることをお薦めする。

さて、次に原木中山の駅まで行ってみることにした。自転車なら5分程度。歩きだと10分くらいだろうか。途中の日枝神社にも寄ってみる。


左:日枝神社の参道。細く長い参道は私好み。かなり奥まったところに社殿がある。
右:これが社殿。シンプルだ。住宅密集地にあるが、森に囲まれていて、静寂感がある。



左:御神木。社殿の前から参堂を見る。
右:神社の裏手の駅に続く道。裏通りはこんな感じ。中途半端に田舎の雰囲気。



左:東西線のガード下。左が原木中山駅。
右:ガード下の商店街。突き当たりが改札。味のある商店街だ。



左:街道(行徳街道でいいのか?)の反対側。あちら側にも改札がある。
右:ガード沿いの路地。いい感じの居酒屋さんもある。とは言っても、夜来ることはないもんなあ。


左:この日初めて知った駅のロータリー。
 それまではまさかロータリーなんてありっこないと思っていた。
 ま、出来てまもないのだろう。ロータリーの中心にはなんにも無い。
右:真間川を渡る地下鉄東西線。


2007/10/21 Zaki
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