2014年3月4日。
今日は、ちょいとご機嫌なのだ。
何故かと言えば、いい酒が飲めたから。
いやぁ〜、船橋、実に楽しい。
花生(はなしょう)食堂では常連さんの話を聴きながら、まぐろぶつ定食を食べつつ、日本酒をちびりちびり。
店を出るときに、常連さんから、お兄さん、また会いましょうと、声をかけられた。まったく会話しなかったのに、とてもいい笑顔に見送られた。
そして、実は、次に入った店では見知らぬ人から大歓迎された。
それは後述。
ぶつ定食 650円。
いろいろなメニューがある中では、このお値段は高め。
でも、考えてみれば安いよね。
まぐろぶつったって、中落ちだし、それだけで700円くらい取ってもいいくらい。
味噌汁も家庭的なお味。
お揚げも美味しい。
なんと言っても給食の時みたいなアルミのトレイに載っているのがいい。
哀愁を感じる。
これですね。なにはともあれ。
いや〜、柔らかくて、脂も乗ってるし、サイコーっす。
日本酒にぴったり。
嬉しくなっちゃいますね。
花生食堂は以前から行きたくて、行きたくて、もうどうしようもないくらいだったんっすが、なんと食べログみたら、センベロ界のヒーロー(私が勝手に敬愛しているだけですが)Sくまさんが常連さんみたいっすね。素晴らしいリポートを書かれておられ、涙無くしては読めません。
いや、ほんと。女将さんが若い頃この店に嫁いだとか、優しい旦那さんが先立たれたとか、店の雰囲気と相まって、まさに、ドラマなんですよね。私もまぐろぶつ食べながら涙が落ちそうになりました。
常連さんの会話に適度に絡む女将さん。とても明るい人ですね。会話を聴いているだけで幸せな気分になりました。
店内はオモテから観るよりもびっくりするくらい狭いんです。それがまた素晴らしいコミュニケーションをつくっているんでしょうね。
2014.3.4

角打ち店 発見!!
山清酒店@船橋
花生(はなしょう)食堂からわずか50mのところ。素晴らしい酒屋さんを発見。カウンターがあって、何人かのおじさん達が飲んでいるではないか。おお、角打ちじゃないか!!
私は吸い寄せられるように、中に入った。
久々の角打ち。うわぁ、感激。
角打ちとは、酒屋で立ち飲みをすること。
以前は都内のどこにでも角打ちが出来る酒屋さんがあった。
でも今は殆ど無くなってしまった。
その代わり、立ち飲みの居酒屋が増えた。
しかしですね。居酒屋の立ち飲み屋と角打ちは決定的に違うのです。
何故なら、角打ちは、酒屋ですからね。
つまり、酒は殆ど原価ですよ。ま、小売り価格。若干マージンがあるかな。でも、安い。私の今日飲んだキリンラガーの大びんは、360円。日本酒はコップ1杯195円。さんまの缶詰は160円。魚肉ソーセージは100円。そんな感じで文字通りのセンベロです。(笑)
本当は一平にでも行って丸干しイワシなんぞを食べながら熱燗でもやりたかったのになあ。でも、この店もとても嬉しい。手持ち金が寂しいときは、間違いなくここだね。
しかも、見知らぬおじさん(70歳くらいかな?)から何故か大歓迎されちゃって、「俺、金いっぱい持ってるから奢らせてくれ。」なんて言われちゃったし。店入った途端にすげえハッピー。
なんとそのおじさん、ジャズとかクラシックに造詣が深いのです。かなり酔っぱらっているクセに、アーティストの名前をぽんぽんと言ってまして、ああ、本当に通の方なんだなと思いました。
お陰で酔っぱらっちゃいました。
店内は、平均年齢60〜70歳くらいの昔の青年で盛り上がってました。(笑)
私と同じくらいの世代もいらっしゃったかな。またすぐにでも行きたい。(笑)
そうだ。「クラシックは誰のファン?」と訊かれたので、「サムラゴウチ」と答えたら、「誰だそれは?」と真剣に訊き返されました。(笑)
ちょっと気まずかったかな。
でも、そのおじさんが先に店を出たんだけど、握手をたくさんしてくれて、また会いましょうということになった。
楽しかった。
酒はありとあらゆるものが揃っている。まあ酒屋だからね。でも、コップで頂くものは種類が限られているんじゃないかな。
おやじさん達の対応は、おばちゃん一人。
前述のおじさんは、どうもそのおばちゃんから嫌われている(笑)ようで、話しかけても無視されていた。私もそのおじさんが隣にいたときに、話しかけたら、やはり同様な扱い。ただ、追加の飲み物などの注文には応じてくれる。
私も嫌われてしまったのかな、と思ったら、そのおじさんが帰った途端に愛想が少し良くなった。ああ、良かった。また来てもいいってことっすね。(笑)
キリンラガー 大瓶 360円
魚肉ソーセージ 100円
ビールは当り前だけど、ちゃんと冷えていて旨い。
この価格で飲めるというのは嬉しい。
今、家で瓶ビール飲む家庭もあんまり無いんじゃないかな。
瓶ビールを飲むなら、是非、当店で。
って、広告になってしまった。(笑)
さんまの缶詰 160円
こういう店の定番だな。
懐かしいな、この味。
私が二十代前半のときにアルバイト先の先輩から渋谷の角打ち店に連れていってもらったのを覚えているな。あれからこういう店で飲むのは数えるほどしかない。だから、それぞれの店のことをよく覚えている。もっとも、その当時は角打ちなんて言葉は微塵も知らなかった。
酒 195円
たらのツマミ 70円
酒を注文するときに、女将さんが、「二級酒でいいですよね。」と断定したことに軽いショックを受けたけれど、気づかいなのかな。
ま、どっちにしろ、安いほうがいいか・・・。(苦笑)
いやいや、ちょっとペース早かったかな。
本当に酔っぱらってしまった。
まだ早い時間なのに・・・。
酔いすぎないうちに店を出る。
外から店内を観たところ。
私が店を出る頃は、ご覧のように10人くらいの人で賑わっていた。
詰めれば更に10人は入れるかな。
でも、満員だと飲みづらいので、この程度がいいかも。
こうやってブログに掲載しているくせになんだけど、あんまり有名になってほしくない店だな。
店は19時まで。
一平や加賀屋に行く前に勢いをつけるというのもアリかな。(笑)
ごちそうさまでした!!!
2014.3.4 Zaki <しばざ記 1456>
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