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[房総半島を歩く
勝浦タンタンメン
最近徐々に知名度がアップしてきた外房のB級グルメ



2011年6月29日、彫刻家の伊藤哲一氏の個展に行った。会場は千倉の民家を改造したギャラリー。木更津から久留里を経て、そして、鴨川に出ず、410号線をまっすぐ行くと、あの有名な勝浦タンタンメンの「江ざわ」の近くまで出る。ということは、この機会を逃さずにはいられない。実は、昼食を実家に寄った際にたっぷり食べたにもかかわらず、同店に寄ってしまった。伊藤氏の彫刻展の後だと、ひょっとしてやってない可能性があるので・・・。(笑)

上の写真は、江ざわのある長狭街道に下るときに眺めた千葉県最高峰の愛宕山。頂上は自衛隊の施設があった、レーダーだのようなものやらアンテナらしきものが見える。

410号線は房総半島の中央をほぼ南北に走る。
久留里からは人里離れた山間部で、野趣満点。
途中、三島湖や豊英ダム、ロマンの森などの観光地も通る。



店の外観。

簾が、暖簾(のれん)をかくしていて、おかげで何度も店の前を往復してしまった。
ま、暑いからしょうがないね。

ほんと、暑くて暑くて。
まるで8月じゃないかと思うくらい暑い。
もちろん真夏日なのだ。




さて、店に入ると、客もいないし、店の人も誰もいない。いや、いないわけじゃなく、奥のほうの食卓で食事をしていた。午後2時過ぎだからやっと遅い昼食なのだろうか。でも慌てて、おばさんが出てきた。私はもちろん勝浦タンタンメンを食べるのだが、壁のメニューを見ると、意外にも色々とあるのだ。勝浦タンタンメンは、上の写真の一番左に書かれている「担々麺」でいいのだろうか。念のためにお聞きしたらその通りだと言う。そりゃそうだよね。


そんな暑い日にこの一杯は効くね!!!


勝浦式タンタンメンというのは、普通の担々麺とはちょっと違う。いや、ちょっとどころか、全然違う。何が違うかといえば、まずは見た目。毒々しいくらいにスープが赤い。殆どがラー油じゃないかと思うくらい赤い。それから、玉ねぎがたくさん入っている。普通の担々麺に入っているような具ではない。味も違う。辛さがキーンと脳天を貫くような感覚に陥る。しかしその後、慣れてくるとどんどん箸が進むという具合なのだ。

という予備知識があったのにも関わらず、ホンモノを目の当たりにするとやはりぎょっとする。ラー油の赤さが尋常じゃない。玉ねぎとのコントラストで、むしろ黒く見える。

食欲をそそらない色合いだ。

果たして食べられるだろうか・・・。



さて、とにかく食べる。一瞬つーんとくる辛さで、もうこりゃダメだと思った。しかし、食べ進むと、なるほど、たっぷり入ったひき肉の旨味と玉ねぎの甘さがいい感じ。耐えられない辛さではない。とは言っても、辛いことは辛い。全身から汗が噴き出た。それでなくとも外は猛暑なのに。

辛さは種類があって、後で聞いたら伊藤氏は「大辛」がうまいと言っていた。
私はちょっとなあ。

麺はそうだな、中太で、どちらかといえばあまり特徴が無いようだ。というか、スープのほうばかり気を取られて、どんなだったかはっきりと記憶していない。

食べ終わった。スープは結構残してしまった。倒れそうなくらい暑くなった。
私の総合的な評価としては、うーん、というところで、インパクトのあるB級グルメであることは間違いないけれど、本当に旨いかというとそうじゃないと思う。ただ、二度と食べたくないかと言えば、またこちら方面に来たときに寄ってみたい。ま、それは私の勝手な感想で、この味にハマる人は多いので、だから有名なのだ。それは竹岡式ラーメンの「梅乃家」にも言えることだろう。

2011/6/30 Zaki
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