「俺たち2」管理人による戯言
日記でもない、コラムでもない、単なる戯言。そんな感じ。
筆者は幕張ベイタウン在住のおやじ。結構、歳いってます。はい。
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ディープな街? 鶴見を歩く


東洋化成の萩原社長とビートルズ大学(宮永学長の公演)に横浜の鶴見駅近くの「ラバーソウル」という店に行った。同店はビートルズのコピーバンドなどが演奏するライブハウスとして、ビートルズファンには馴染みが深い。萩原社長からは小さい店だということを聞いていた。それと、じょん吉さんだったかな、tomtomさんもかつて行ったように聞いていた。

今回のビートルズ大学のテーマとしては「そっくりさん」。第一部では宮永学長の流暢な解説にぐいぐい引き込まれながら、「STARS ON」というハイクオリティな「そっくりぶり」をかつてのレコードの音源で聴かせてもらった。またそこから派生した「STARS ON」のインスパイア系などを次々にご紹介頂いた。いやいや実に色々あるものですな。構成が類似した例として吉田拓郎のメドレーの45回転レコードまで登場。STARS ONの音源は私も持っていたが、それ以外はとても貴重な音源。もちろん、宮永氏個人のコレクションだ。たいしたものだ。

残念ながら時間の関係(萩原社長の予定)で第2部の冒頭で退席。キャバーンクラブでのコピーバンドの映像に後ろ髪を引かれながら、現地を後にする。いやいやしかし、楽しかった。それから鶴見駅前のホルモン屋で一人ビールを飲みながら、11時近くまで居て、慌てて電車に乗る。遅くなってしまったわい。

そのビートルズ大学が開講されたラバーソウルのある鶴見にはなんと東洋化成の工場がある。東洋化成といえば、東洋で唯一の(アナログ)レコードを作っている会社。東洋でということは、もちろん日本で唯一ということにもなる。いわばレコードのメッカ。つまり東洋化成のその鶴見の工場はアナログレコードマニアにとっても巡礼の旅の最終地なのである。

以前からその東洋化成の工場に行きたいと思っていた。同社の青山本社にはRプロジェクト(その中に「レコ検」もある)の関係で半定期的に通わせて頂いていて、打ち合わせに何度もその「アナログレコード巡礼の旅」をしようという計画が出ていた。それは「マヂカデ・ミステリー・ツアー」(間近で・・・)というタイトルのバスツアーにして、同地が鶴見の京浜工場地帯の一角であるから「工場萌え」と絡めてやったら面白いのではないかというアイディアなのだ。工場での音楽ライブや、参加者にその場でレコードをつくってプレゼントするという企画もある。

  レコ検 オフィシャルサイト = http://www.recoken.com/

当然ながら鶴見に行ったということは、是非ともその工場に行かねばならない。ビートルズ大学が開講するまでに少し時間があったので、鶴見駅から工場マニア憧れの鶴見線に乗り換える。同工場は鶴見小野駅という鶴見線に乗って鶴見から2つ目の駅で降りる。渋い商店街から、工場に続く緑道を約5〜600m歩いたところに割合新しい大きなビルが東洋化成株式会社の工場(写真上)。つまりそこが東洋で唯一レコードをつくっている工場なのだ。後で聞いたら、まだ新築して10年も経っていないらしい。萩原社長がたいしたことない、と謙遜しているけれど、実に素晴らしい工場であった。古ぼけた下町の工場を想像していたので、そういう意味ではちょっとがっかり。

まだ時間がある。せっかくなので、鶴見の街を歩いてみる。工場地帯は産業道路より海側で、東洋化成はその工場地帯の入り口近辺。近くにはJFEスチールの大きな工場や、東芝関連の工場などが並んではいるけれど、それほどディープな雰囲気でもない。意外に緑も多く、小奇麗な感じ。ただ、夜はちょっとまた違う雰囲気になるかもしれない。

前述の通り、工場街の外れだから、鶴見駅方向に少し歩くとそこは普通の街になる。でも、なんというか東京の下町とはややテイストは異なる。人もそれほどいないし、落ち着いた雰囲気がある。夕刻ということもあるのかもしれない。工場地帯から鶴見区役所方向に向かう広々とした道を歩く。歩道が広くて実に気持ちがいい。所々に昔ながらの肉屋さんとか雑貨屋さんが並び、また渋い沖縄料理の店があったりする。午後に香港飲茶のバイキングをしていたので、全然腹が減っていなかったのが残念。

薄暗くなった鶴見川(一番上の写真)を渡ると急に賑やかになる。人通りも多くなる。三人の金髪の男子高校生が橋の袂で立ち話していた。金髪頭の高校生は少なくはないかもしれないが、まあしかし、都内ではあまり見かけない。そこが鶴見だから許されるのだろうか。まあ、いずれにしても、工場に隣接した街としてディープだと聞いていた鶴見だったが、むしろ普通のいい街というように見えた。街が整然としていて、小綺麗だし。横浜市だということもあるのだろう。夜の雰囲気もいい感じだ。むしろ蒲田のほうがよっぽどディープなのであった。

今回はそれほど多くを語れるほど鶴見を歩いていないので、次回は是非、その核心に触れたいと思う。鶴見線もぐるりと浜川崎まで乗ってみたいものだ。ホルモン焼きうまかった。ではでは。

2010.5.28


左: 鶴見駅の鶴見線ホーム。ここがディープな街への入り口。工場から帰宅する人で到着する電車は満員。逆に出発する電車は人もまばら。
右: 鶴見小野駅に到着。ここで降りる。
写真は乗ってきた電車。

左: 鶴見小野駅の外観。無人駅。
いつも無人駅なのか、それとも、時間によって駅員さんがいるのかは不明。
右: 鶴見に向かう電車が到着。この近辺の工場から帰宅する人が約10人ほど待っていた。

左: 鶴見小野駅のすぐ目の前にある居酒屋。不景気だから寄りたくても寄らずに帰るお父さんが多いのだろうね。
鶴見小野駅には商店街があって、一般の住宅も多いが、その先はどうやら工場だけの地帯のようだ。
右: 鶴見線の鶴見小野駅の更に奥地の方面。なんとなくディープな雰囲気が漂っている。

左: 鶴見駅に向かって歩く道すがら、タウンウォッチング。マンションも多いし、昔ながらの木造のアパートもそこかしこにある。
右: すっかり暗くなって鶴見駅に到着。
鶴見駅はご覧のように駅舎が立派。日本有数の工場地帯に向かうたくさんの人が利用しているからして当然なのだ。さぞや昔は輝いていただろう。しかし、今は赤錆にまみれた古ぼけた雰囲気になってしまっている。ま、それはそれで風情があって良い。

左: 適度な時間を見計らってラバーソウルに行く。鶴見駅から10分くらいのところだ。
右: 講演中の宮永学長。後ろに日本コロンビアの音聴箱(おとぎばこ)があり、それを利用して数々のアナログ・レコードを再生した。

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超感動のバイキング

それは昔でいうところの西銀座デパートの中にある。西銀座デパートというのは、上が首都高になっているところで、その昔、ニッポン放送のサテライトスタジオがあって、今仁のテッちゃんが生放送やってたところなのだ。ひょっとしてロイ・ジェームスがやってた不二家・歌謡ベストテンもそこでやってたかもしれない。

昔の話はどうでもよい。その日のランチタイム、めちゃくちゃ腹が減っていて、しかも銀座というロケーションで安くて腹いっぱい食べられて店を物色していた。でもなあ、さすが銀座、ひとつのラインが1,000円であり、980円のランチセットがせいぜい安めのところなのだ。ちょっとボリュームがあったり、旨そうだったりするランチは全部1,000円以上。もちろん私は1,000円以内で腹いっぱいになりたい。あるいは、腹いっぱいにならなくてもいいから、750円くらいで充実した昼メシを食いたいのだ。

ところが無い。その近辺には、吉野屋さえないのだ。ふと、見上げると、「タイ料理バイキング・980円」という看板が目に止まった。やったっ。それは通り(外堀通り)の向こう。前述のかつて西銀座デパートと言われていたところの2階にあった。すぐさま移動開始。時刻は2時ちょうど。階段を駆け上りそして・・・。

残念ながら入り口には「準備中」の立て札が。

がーん。午後2時までだった。キョーレツなショック。もうすっかり体がタイ料理バイキングの受け入れ態勢になっていた。今更、ハンバーグ定食なんて食べられない。同じ建物の中にはインド料理屋さんもあったけれど、ビュッフェ方式じゃない。くそお。目の前が真っ暗になり、倒れそうになる。建物を出ようかと思ったそのときに、「香港飲茶」という看板に目が行った。その店は実にタイ料理店の向かい側にあった。そして「バイキング」という文字に心が躍った。ランチタイムは16時までとなっている。ただ、料金は70分1,480円だ。うーむ、仕方ない、その店に入ろう。

私にしてはかなりお高いランチになってしまい半べそをかいていたものの、やがてそれは慢心の笑みに変わるのだ。凄く豪華で旨いのだ。ヤキソバひとつとっても旨いし、ドラの音とともにテーブル席にまわってくる点心も旨いのだ。それと、写真にもあるように、鍋まである。コンロに係りの人が火をつけてくれて、その中に好きな食材を入れて煮て食べるのだ。これがまたバツグンに旨い。おそらく鍋のあるバイキングなんて、しゃぶしゃぶの食べ放題の店以外では初めてのことなのだ。おまけにデザートも旨過ぎる。

こんなに旨くていいのか。むしろ1,480円は安いじゃないか。これだけのクオリティーだったら、3,000円でもおかしくない。味は高級中華なのだ。それに、銀座だし。

結局、とんでもなくバカ食いをしてしまった。数日前に賑わいづくり研究会の会合の後にバカ食いをしたばかりだし、このところ毎日飲み歩いているからかなりのカロリー摂取になっている。やばい。やばいけど、旨いからしょうがない。ちょっと自粛しなくては。2週間粗食で暮らし、そしてバイキングは2週間に一回程度にしておかないと、せっかく痩せたのが元に戻ってしまう。(汗)

とはいうものの、その香港飲茶には次にいつ行こうか、なんてついつい考えているのだ。

2010.5.31



上: なにが凄いって、鍋だよ、鍋。もちろん、それぞれのテーブルにコンロがある。それで、肉、野菜、麺を入れて食べるのだ。割り下(スープ)がこりゃまた凄く旨いのだ。これだけでも料金分の元は取れる。(笑)

左: 麺が美味しかった。これ、つけ麺にして食べたのだけど、ほんと、そこらへんの店とは格が違うって気がした。思わず食べ過ぎて、それ以降が苦しくなってしまった。
右: このヤキソバもサイコー。味付けがいい。コクがあるというか。とにかく旨い!

左: 揚げものもエビチリもいい味。黒酢のあんかけのから揚げも美味。
右: 気がつくとテーブルの上はこんなふうに色々な食べ物で埋まっているのだ。しかも、メニューが多すぎて、全種類は食べきれない。嬉しい悲鳴とはこのことだ。

左: 小籠包(しょうろんぽう)は、アツアツで、中はジューシー。こういう点心の色々を店員さんが運んでくれる。
右: デザートのゴマ団子。いや〜、これも美味しい。アツアツでもちもちっとしていて・・・。筆舌に尽くしがたい。

左: バイキングに、普段あまりデザートを食べない私だけど、この杏仁豆腐はスペシャルうまくって、ガンガンお代わりをしてしまった。これ、まだ取り分ける前の状態。
右: 店の入り口。柿安というロゴが付いている。柿安って、どこかで聞いた名前だなとよく考えたら、パサールの中の和菓子屋さんがそのチェーン店だった。



上: 遅いランチ(3時半頃に)を終え、有楽町の駅から電車に乗ろうとしたら、駅前で自民党の演説会をやっていた。壇上には谷垣総裁、石原氏などが立っている。ちょうど石原(伸晃)氏の演説をやっていた。小池百合子氏は垂れ幕はあったけれど姿は無かった。

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2010/5/31
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