「俺たち2」管理人による戯言
日記でもない、コラムでもない、単なる戯言。そんな感じ。
筆者は幕張ベイタウン在住のおやじ。結構、歳いってます。はい。
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立ち食いそば紀行(序章)
昔っから時間の無いときの強い味方が立ち食いそば屋である。
最近行った店を羅列してみた。ラーメン店も併せて。


午後から打ち合わせ、でも時間が無い。かといって、夕方まで空きっ腹だときつい。そんなときの強い味方といえば立ち食いそば。慌てて食べればほんの数分でエンプティーランプが消える。ちゃぽんちゃぽんになった腹を抱えてダッシュで1分前に着席。そんなアナタの、つうか私の最近行った立ち食いそばをご紹介するのだ。と言っても、これらの店はお馴染みのチェーン店ばっかり。それも、やや時間のあるときに写真を撮っているので、本当に急いでいるときは無論写真どころではない。本来ならば行き当たりばったりの独立店をご紹介したいけれど、そういうときに限って時間が無い。いずれ、そういう店を含めて、立ち食いそば巡礼の旅みたいな企画ものをやってみたいものだ。

2009.12.2





ゆで太郎(外苑東通り)

最近では「小諸そば」よりも多く見かけるほど勢いのあるチェーン。雰囲気はなんとなく「小諸そば」に似ているかも。この日は「小諸そば」を求めて歩き回っていたが、無かったので、ここにした。それは以前書いたね。味はまずまず。もう少しつゆの塩分を弱めにしてくれると私好み。同店は立ち食いとはいえども椅子有り。

写真は「天玉そば」。通常のそば屋さんは天ぷらというと海老天を指すのだが、立ち食い系の天ぷらといえば、かき揚げなのである。


左: 最近その「ゆで太郎」の近く、いわゆる南青山にしょっちゅうお伺いしている。外苑のイチョウ並木も定点観測スポットなのだ。昨夜、ニュースステーションで空からの映像が流れてたよね。
中: 時には「肉まん」も大きな武器。肉まんをほおばりながら現地に急行。でも、クルマだったらそういうことも出来るが、徒歩ではキビシイね。
右: 「ゆで太郎」から10分も歩けば、六本木ミッドタウン。立ち食いそばとはまったくイメージが違う。当たり前か。




名代富士そば(赤坂見附)

関東における立ち食いそばの王様といっても過言ではない。駅前だったらどこにでもある(気がする)。古くから丼モノとかカレーなどのメニューがあった。このページの一番上の写真も富士そばのセットモノ。

立ち食いそばの条件として、早い、安いが絶対なのだが、今や牛丼屋のキャッチフレーズになってしまった。今宣伝している「すき家」の299円というのは本当に凄いよね。デフレを最も象徴しているのだ。

さて、富士そばの「そば」だが、昔に比べて味がやや薄くなったような気がする。色具合もなかなか良くなった。麺は相変わらず「ゆでめん」を使っているようでコシが無かった。まあ仕方ないか。


左: 富士そばの外観。地下鉄の赤坂見附を降りるとすぐ。慌てて食べるにはもってこいのロケーション。
中: 青山通りから見上げる高級ホテル。
立ち食いそばを食べて喜んでいるようじゃ、ああいうホテルには泊まれない。(泣)
右: 有名な「とらや」。これも青山通りにある。はっきり言って以前はまったく興味が無かった。
でも、段々分かるようなお歳頃かしらん。ははは・・・。




小諸そば(虎ノ門)

小諸そばといえば、神田の近辺、虎ノ門の近辺に多くあって、二十代後半から三十代の半ば頃まで最も多く利用した店なのである。かき揚げ丼セットを良く食べていた。また、急いでいて、しかも腹いっぱいにしたいときにはジャンボかき揚げそばだった。でも、今、もうメニューに無いみたい。

ここ数年同店い行ってなかった。入った店は虎ノ門の辺り。夕刻の6時半頃、店内に入ったときにはわずか1人だけのお客さんだったのに、私が入った途端にぞろぞろと連鎖的に入ってきて、ほぼ満員になってしまった。注文はミニかき揚げ丼セットにした。500円というのは安い。以前はミニじゃなくて普通盛りのかき揚げ丼のセットが550円だったかもしれない。

ところで、ここまで3つの店をご紹介してどれもが夜景とセットなのをお気づきだろうか。昼食時に行く店はやはりドタバタしているので写真を撮る暇が無くてお見せできない。つうか、どっちにしろ昼もまた大抵は牛丼店、カレー店、あるいはサンマルクでパン、みたいな感じだ。へたすると、それが何日か続く。ああ、たまにはファーストフードじゃないものが食べたい。と、言いつつも何度も過去に書いたとおり、結構ファーストフードが好きなのだ。(笑)

さて、久しぶりの小諸そばの味はというと、まずまずだった。つゆが好きだ。あとはゆで立ての麺。あと、自分でネギを入れられるのが嬉しい。小梅もあるし。ただ、おやっと思ったのはユズが入っていなかったこと。以前は確か入ってたよね。今回のは入れ忘れかな。あのユズがお気に入りだったのに。ちょっと残念。


左: ミニとは言っても、かき揚げそのものは普通なので、かけそばとの組み合わせで結構腹持ちも良い。
中: 外観がこれ。最近営業で行くところの近くにはあまり無い。
右: 少し足を延ばせばピリ辛つけそばでお馴染みの「港屋」がある。
今日も、行ってみようかな、なんて思ったものの、「どうせ混んでいるだろう。」と諦めた。




一番館(飯田橋)

立ち食いそば(そばだけ)特集にしようと思ったけれど、番外編で、ラーメンをひとつ強引に入れてみた。

最近飯田橋に立て続けに3回行った。帰りが遅くなったとき、近くに気になるラーメン屋があったので試しに入ってみた。派手なイルミネーション。そして赤ちょうちんで目立つ。そしてなによりインパクトがあるのが、「かけラーメン290円」というコピーだ。かけそばはあっても、かけラーメンというのはお目にかかったことがない。確かこの店、神保町にもあった。池袋が本拠地らしい。290円を売りにしているラーメン屋といったらあの幸楽苑を思い浮かべる。

そして食べてみた。かけラーメンというくらいだから確かにチャーシューは入っていない。その代わりひき肉が乗っている。野菜はモヤシのみ。これだったら290円という値段のワケも分かるが、しかし、麺はシコシコで結構イケル。スープも嫌いな味じゃない。メニューも豊富だ。さらに、居酒屋風に飲んでいる人がたくさんいた。なるほど、ここで飲んだらかなり安上がりだ。


左: 餃子は180円でご覧の通りハネ付き。まあまあの味。
中: 看板はやたらに明るい。
右: この赤提灯もいいアクセントになっている。





更に番外編

しかし、なんでまた「腹減ったなあ」と思った瞬間に目の前に牛丼屋があるのだろうか。偶然にしてもほどがある。へたすると立ち食いそば店よりも牛丼屋のほうが数が多いのではないかと思う。そのときに牛丼屋が無かったら、きっと牛丼を食べる機会が今の5分の1は減っているのではないかと私はしみじみ思うのであった。

写真はたぶん「すき家」だと思う。たぶんというのは、どこの牛丼屋なのかあまり意識していないで店に入るからだ。まるで夢遊病者のようにふらふらっと吸い寄せられてしまう。それが牛丼パワーの恐ろしさだろう。意識のすみっこにオレンジ色が残っていたら吉野家となる。最近はでもオレンジじゃない吉野家もあるな。

頻度的には1位「吉野家」、2位「松屋」、3位「すき家」となっている。そういえば、「神戸らんぷ亭」をあまり見かけなくなったな。幕張のアミューズメントモール(シネプレックスのビル)の中にあるくらいしか思い浮かばない。その他、牛丼屋といったらなにがあったっけ?

その後、色々と牛丼に思いを馳せていたら、こんなの見つけた。(以下)

http://www.oretachi.jp/contents/special/gyudon01.htm


うへ。
なんじゃこりゃ。
これ、私がつくったコンテンツだよ。
懐かしいね。あの当時、牛丼でこんなに盛り上がったんだね。






あずみ(?)西船橋駅構内

この写真、だいぶ前に撮ったので、現在とは店そのものが変わっているかもしれない。今の店には、「名物・かき揚げそば」と書いてある。当時も名物かどうか知らないけれど、偶然にもかき揚げそばを食べている。記憶だと、ずいぶんとつゆの味が濃い。天ぷらは一応サクっとしているものの作り置きだから冷たい。麺はまあ仕方がないレベル。そんな感じだけど、でも、こういうのがいわゆる駅そばの基本だから全然問題ない。OKなのだ。

西船橋は、私が幕張から大宮に約3年くらい通っていたので通過駅。南浦和から武蔵野線の東京駅に乗ると、ここ西船で新習志野駅行きに乗り換える為にこの駅で約20分待つことになる。ちょうど腹も減っているので、なにかささっと食べたいものの、いつも最終近い時刻だったので、当時は西船駅構内の色々な店に立ち寄ることは無かった。今は都内の総武線方面のお客さんへの帰りに西船で乗り換えるので、ゆっくりと出来るようになった。

とは言え、西船で立ち食いそばを食べる機会はあまりない。いや、無いというよりも、もうすぐ家(海浜幕張)なんだから我慢しようと、脳みそに指令を送っているのだ。何故ならここで中途半端に食べてしまうと、余計に食欲を刺激し、帰宅してから、あるいは海浜幕張駅を降りてすぐに何かを食べたくなってしまうのだ。






六文そば(神田連雀町)

神田界隈にはこの「六文そば」なる立ち食いそばの店が何軒かある。写真は神田まつやのすぐ裏手の店舗。古びた感じがなかなかいい。綺麗でいかにも清潔そうな店ももちろんいいけれど、古くて今にも崩れてしまいそうな雰囲気の店で食べるのもなかなかのものだ。ここで春菊そばを食べた。味はまあまあじゃないか。つゆは辛めのいかにも立ち食いですという味、見た目も黒っぽいし、麺は冷凍のようだ。

同店は、前述の通り、神田まつやの裏手にある。更に近所には神田やぶそばもある。日本でも有数な名店の近所に堂々と立ち食い店を出し、そこそこの売り上げをしているということが凄い。きっと、「まつや」にも「やぶそば」にも無いものをお客は求めているんでしょうな。

ネットで調べると、「六文そば」は神田近辺だけではなく芝、日暮里、中延とあちこちにあることが判明。しかも、評判も良い。天ぷらの種類も多いので、また是非行きたい。

写真は、店のおやじと差し向かいになってしまい、恥ずかしいので外観写真だけ。
ごめん。





乾麺を使った天ぷらそば

ところで、立ち食いそばという食べ物は、普通のお蕎麦屋さん、あるいは高級なお蕎麦屋さんで食べる「そば」とはまったく別モノであるということを強調したい。それはドリップコーヒーとインスタントコーヒーの違い以上だ。どちらが美味しいかという問題ではない。まったく違うのだ。味はもちろん、色艶、コシ、喉越し、全てが違う。何故かと言えば、つくり方がまったく違うから。だから立ち食いそばと手打ちを比較しても仕方が無いことで、時々、立ち食いそばを食べた後に、「いや〜、万城目クン、やっぱ、こりゃ本当のそばではないね。」と偉そうに言う部長は完璧にズレているのである。

そうは言っても、中には「おおっ!こ、これは、素晴らしい!」と唸ってしまう立ち食いそばがある。それはおそらくゆで方だと思う。ざるそばの場合は、ゆであがってから、冷水に入れ、もみ洗いをする。その辺りがポイント。温かいそばの場合は、ゆで過ぎず、ちょうど良い固さになる直前に引き上げ、十分湯切りする。そこでうまくなるかまずくなるかの境目なんだろう。

私はそこで自宅で究極の立ち食いそばをつくってみた。素材は茂野の「味川柳ざるそば」。それにリンコスで買ってきた天ぷら(かき揚げ)。あとはネギ。ヤンマーで買う。つゆは、ヤマサだったかな、の昆布出汁のつゆ。それが右の写真。お、なかなかいい感じじゃないか!!自画自賛だ。ただ、なんとなく立ち食いそばの楽しさというか緊張感が無い。そうだ、あのざわざわした感じとか、電車の音とかそういうのも味のひとつなのだろう。それがまた立ち食いそばの魅力なんだろうな。きっと。


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2009/12/2
しばざ記 766
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