「俺たち2」管理人による戯言
日記でもない、コラムでもない、単なる戯言。そんな感じ。
筆者は幕張ベイタウン在住のおやじ。結構、歳いってます。はい。
しばざ記


蔵王のお釜を見に行く・・・・しかし・・・
数十年ぶりに蔵王のお釜を見に行く。
天候悪かったのでどうせ見ることはできないとは思っていたが・・・。


こんな氷河のようなものも。雪田は山頂付近よりむしろ森林のある1,500m近辺に多かった。
前回の「しばざ記」では米沢のことを書いた。今回も続けていわゆる「みちのく」を書こうとしている。どうもこのサイトがベイタウン旅行倶楽部のようになってきた。マジメにせっせと紀行文をつくっている自分にふと気づいた。ま、そりゃ、それでいいんだけれど、当初、せいぜい備忘録的なものでスタートし、ご近所さんとか、仲間が見てくれて、多少は喜んでもらえて、というようなスタンスで身の周りの題材を無責任に書いていた当初の「しばざ記」の性格が薄れて、なにかしっかりしたテーマを探して、しかも、ちょっとマジメな、というより「おりこうさん」的な内容に変化していっている。

無意識のうちに自分のつくっているWEBページに色々な意味で無理やり役割を与えているような気もする。まさかアカデミックなものにしたいのか、あるいは、今や当たり前の文化になっているmixiやブログのような日記が自分の中でもスタンダードになりつつあり、そういうようにならなくてはウケないと意識し過ぎているのかもしれない。だいたい、私の書く文章はだらだら長すぎるのだ。長ければいいってことはない。長くても面白い文章はそれでいいのだ。私のはくどい。そう言いつつもまた前置きが長くなってしまった。いいかげんにこういうサイトはやめたほうがいいかもしれない。もう一度初心に帰って、「くだらない」、「役に立たない」というものをこのサイトでは追求してゆかねばならない。それが出来なければ、意味が無い。つうか、意味の無いことを続行するのも意味が無いのである。なんだか、わかったようなわからないような。

さて、だらだらとした前置きに続いて、5月の終わりの蔵王へ家族と行ったときのことを書く。おっと、いきなりどういう展開なんだ。

5月30日(土)の午前10時頃、蔵王に登った。と言ってもクルマでだ。宮城県の白石ICから白石の街を、所々に白石温麺の看板を見ながら走り抜け、郊外に出て、昔は有料だった蔵王エコーラインに入る。緩やかな傾斜を少し行くと、一面の新緑。蔵王のふもと辺りでは午前9時前だったからか、私の運転するクルマ以外はまったくクルマがいない。つまり誰もいない。誰もいない中を走っている気分は最高。だが、雨が降っている。うーむ、せっかく蔵王に登るのに天候がよくないのはよろしくない。せめて、お釜(蔵王の噴火口に出来た湖)だけでも拝みたい。ただ、後に分かったのは、お釜は天気の良い日でも頂上近辺にガスがかかって見えないことが多いというのだ。それは私もかつて何度か蔵王に行ったけれど、まともに見たのは小学生の頃で、それ以来は皆無なのだ。あの神秘的な濃いグリーンの水と周囲の荒涼たる景観をまた見てみたいと期待するのだ。

蔵王は標高が1,841m(熊野岳)と、2,000mにも満たない山である。関東甲信越辺りではそのくらいの標高の山なんていくらでもある。珍しくもなんともない。しかし、蔵王は東北の山であり、東北の1,841mは凄いのである。蔵王エコーラインがそろそろピークに近づくに従ってどんどん霧が出てきた。前方の霧の中から突然雪田が現れる。ひょー、これは凄い。更に高度を上げると、ここにも、あそこにも。至るところに雪田が。切通しになっている箇所も一箇所あった。撮影の為に車外に出た。気温は低い。そりゃ雪が残っているわけだから当たり前だ。しかも雨も降っている。だからその頃にはお釜見物なんて絶対無理だと確信していた。なのにだ。なのに、エコーラインの最頂部から更に上に行くのに、つまりお釜見物に行くには蔵王ハイラインという有料道路を走らなくてはならないのにも関わらず、せっかく来たのだからというその一念だけで行ってみることにした。

蔵王ハイラインはそれほど距離があるわけではない。しかし、そこからが森林限界ラインを越えて、ハイ松と熊笹、時折背の低い桜(しかも咲いている)が広がるいかにも高山らしい景観となる。もっとも、視界が悪くて、数十メーター先は何にも見えない。終点のレストハウスの駐車場にクルマを置き、そしてお釜見物に。駄目だ。寒い、風が強い、雨が降っている。家族は躊躇している。息子は寒い、寒いと言っている。こんなことだからと思って、パーカーを持ってきたのだが、それでも寒がっている。そういえば過去に蔵王に来たのは夏休みを利用してだから8月だったけれど、その頂上近辺のレストハウスではストーブを焚いていたことを覚えている。8月でも天候によっては寒いのだから、5月の終わりだから寒いのは当たり前なのだ。仕方ないので、お釜見物は傘を差して私だけで行く。レストハウスからほんの100mくらい先でお釜は見ることが出来る。

案の定、なんにも見えなかった。時々霧がすーっと晴れて、おおっ、と思うのだが、やはり駄目。とりあえずあっち方向にお釜が見えるだろうというアングルで写真を撮り鋒鋩の体でレストハウスに駆け込む。それでも次々にガイドさんい引き連れられた観光客がお釜の見学スポットまで
ぞろぞろと行進している。擦れ違うときに、「行っても何も見えませんよ〜!」と叫びたい気持ちだった。まあそうは行っても、10パーセントの可能性に賭けているのかもしれないからやめておいた。そういう私だって、どうせ見えないと思いつつも横から降ってくる雨も厭わず見に行ってるわけだ。

その後、蔵王エコーラインを山形側に降り、途中の蔵王猿倉スキー場の釣堀でニジマスを釣り、そして釣り立てを塩焼きにしてもらい食べた。その辺りは別天地。雨は降っていないし、風も無かった。楽しかったけれど、数十年ぶりに頂上付近まで行ったのに見ることが出来なかったお釜のことがやや悔しかった。


(↑)午前9時前の蔵王エコーラインの宮城県側。小雨が降っている。
走行中に出会ったクルマは一台だけだった。


左:大黒天というところから雪渓を眺める。中央は息子。
右:エコーラインの上部にはこういう両側に雪のあるところが多い。


左:今頃咲いている桜。あと2日で6月なんだけれど、この辺ってやっと春なんだね。
右:お釜を見下ろす展望台から。霧が薄れてもせいぜいこんな感じ。団体さんが記念写真。


左:お釜を見下ろしながら熊野岳に続く道。晴れたらいいのに。さすがに誰も歩いていない。
右:レストハウス。ここで家族が待っている。待っていて正解だ。


左:晴れていればこんな景色が拝めたのである。レストハウスの中に貼ってあったポスターより。
右:蔵王エコーラインを山形側に降りる。ハイラインから少し下った辺り。


左:更に下ると、な、なんと晴れているではないか。
右:出羽の山々が霞んで見える。蔵王猿倉の近辺。


左:蔵王猿倉スキー場前の池。
 スキー場の上の辺りにある湧水から水を引いていて噴水はその落差で揚がっているそうだ。凄い。
右:「山だけど・・・ビーチバレー場」という看板。いいね。


左:季節外れのスキー場も趣きがあっていい。シーズンにも来てみたいものだが。
右:息子に釣られて無念そうなニジマスちゃん。投入して1秒で釣れてしまう入れ食い状態。


左:釣ったニジマスはすぐさまおじさんによって塩焼きの刑にされる。
右:いい感じに焼けてきたニジマスちゃん。一番小さいのをその場で食べ、あとはお土産にする。


左:まだ昼には早いが、おやつとしてはちょうど良いサイズかも。やはり釣れたてはうまい!
右:レストハウス。ジンギスカンなどが楽しめる。

http://www.zao-sarukura.co.jp/ 蔵王猿倉レストハウスのHP

左:蔵王から下り、所用を済ませ、大石田町の有名なそば屋「なんば」に寄る。
右:夕刻、銀山温泉へ。ここ約7年ぶりに訪れる。いつ訪れてもいいね。


左:銀山温泉の奥まったところにはこんな素晴らしい滝がある。その更に上流には銀抗跡がある。
右:谷川の両脇にはこんな綺麗な花が自生している。あ、それとも植えたのかな。


左:遊歩道をぐるりと周り、温泉街を上から望むところに。山間の狭い土地に建物がびっしり。
右:これいったいなんだろう。源泉を通すための小屋かなあ。


左:翌日、早朝6時半。北の朝市。尾花沢市新町商店街。
右:朝市では主に山菜などが売られていた。これはわらびですな。


左:尾花沢市郊外の赤倉温泉へ向かう道で。向こうの山々は葉山など。晴れていれば月山も見える。
右:東根の国道13号沿いのサクランボ。あと半月もするといい感じになる。



2009/6/10
しばざ記 686
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