まず高度な文明を持った生命体が存在する可能性はあっても、いや、むしろ高くっても、生命の根源となる太陽みたいな恒星が近いところでも700光年離れていて、つまり、光の速度で700年もかかるような距離からどうやってUFOがやってくるんだ。
昨夜(深夜)、NHKで観た(何の番組かは不明)にわか知識だと、例えば電波で交信をしようとする。電波は光のスピードと一緒なので、片道700年かけて、その700光年離れたところに届く。相手が気づいて、すぐに返信をしてくれても、つまりは合計1400年でやっと返事が返ってくるというのだ。
異星間の交流というのは物理的には有り得ない。
この番組の講師が、異星間の電波での交信の条件として、「仮に1000年高度な文明が続いていたとしたら・・・」という言い方をしていた。ちょっと興味深いと思わない?
人間が電波なんて使いだしたのは人類史上、つい最近のこと。産業革命で急速に近代文化が加速したが、人類の歴史を1年に例えると、産業革命の時点は大晦日の午後11時45分なのだそうだ。
つまり、先ほどの1400年かけて一通話が実現しても、どっちかがヘタをすると滅びているかもしれないのだ。人類はつい最近高度な文明を持ったが、ほんのちょっとの期間に環境を著しくぶっ壊しているわけだ。
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2008/12/25
しばざ記 609 |
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