「俺たち2」管理人による戯言
日記でもない、コラムでもない、単なる戯言。そんな感じ。
筆者は幕張ベイタウン在住のおやじ。結構、歳いってます。はい。
しばざ記


金精峠近辺からの男体山。眼下には湯ノ湖。
「日光けっこう」(その2)
日光は見どころが多いので、日帰りで行くにはもったいない。
かといって、まとめて休みを取るのは難しいので、思い立ったら行くっきゃない!


前回の続き。前回は「その1」だった。今回は「その2」。そんなの当たり前。でもそのまま続くんじゃなくて、間に無駄な文章があったほうがワタシ的にはいい。いきなり本文に入るのは苦手なのだ。なんでかわからないけど。

さて、今回は華厳の滝から中禅寺湖、竜頭の滝を経て戦場ヶ原、湯滝、湯ノ湖から金精峠という奥日光のことに触れる。詳しく述べるのではなく、あくまで触れるのだ。実は奥日光ってさらに奥が深いのだ。中禅寺湖の一番奥まった、さらにその西の方に、その名もずばり西ノ湖というのがあって、あの辺りなんて、あんまり人がいないので、そういうところに行って初めて奥日光を極めるというのだ。

とはいえ、ありきたりの前述の観光ルート(華厳滝〜中禅寺湖〜竜頭滝〜戦場ヶ原〜湯滝〜湯ノ湖〜金精峠)だって、物凄い贅沢である。絶句するような素晴らしい景色の連続技だ。息つぐ暇も無い。大げさではない。華厳滝にしたって、通算で4回目くらい観たけど、改めて凄い滝だと思った。夕暮れ時の誰もいない湯滝も観て感動したし、一番上にある写真のように、戦場ヶ原にかかった霧の上からぽっかりと顔を出す男体山なんて、夢じゃないかと思うくらいドラマチックだった。

これで天候さえもっと良ければ、なんて、それも贅沢な話だ。東京で猛暑の時に、金精峠の辺りは曇っていたのもあって、17度でひんやりして気持ちがいいのだ。


左:いろは坂。紅葉の時期が絵になるけど、今の季節もなかなかいいのだ。
右:華厳の滝の近くのみやげ物街で子ども神輿の御霊入れの儀式を行っていた。


左:観爆台のすぐ脇にある団子屋さん。滝から発生する霧が独特のムードをつくっている。
右:観爆台からの華厳滝。スケールの大きさ、凄さにびっくり。


左:観爆台。ここからは無料で滝を眺めることが出来る。
右:滝つぼに下りるエレベーター(有料)で家族が滝見物している間に、私はしばしコーヒーブレイク。


左:息子が撮った写真。おそらく滝つぼを見るための通路だと思う。。
右:下から見た滝。これがよく我々も眼にするアングルのようだ。




東照宮で、たっぷり時間を使ってしまったので、中禅寺湖に到着した時刻は午後3時を回っていた。それに、天気が冴えない。ぽちぽちと雨も降ってくる。湖畔の無料駐車場にクルマを駐める。そこは男体山の登山道の入り口で、二荒山神社の中宮祀だった。

左:二荒山神社は2本の杉の大木の間の石段を昇ってゆく。
右:たまたまお祭り(前夜祭)をやっていたのだ。提灯がいっぱいぶら下がっている。


前述の通り、二荒山神社は男体山への登山口である。というか、男体山そのものが二荒山神社の所有なのだそうだ。登山者は1000円を納め、登山者名簿に名前を記入してkら一番奥にある登山口から登り始める。ちょうど下山してきた人に聞いたら、往復で7時間かかったという。後期高齢者には辛いということだ。もし私が登っても同じくらいかかるだろう。

煌びやかな衣装に身を包んだ稚児たち。

左:こういう太鼓(つづみをでかくしたようなやつ)はあまり目にすることが無い。
右:本殿の中。つい先ほどまで儀式が行われていたような雰囲気。


左:ここが登山道入り口。物凄い雰囲気がある。というか、霊気が漂っている。
右:その登山口に少しだけ立ち入ってみた。。


左:境内から鳥居越しに中禅寺湖を眺める。。
右:中禅寺湖。観光のピークの時刻を過ぎたようで、あまり人を見かけなかった。


左:湖畔のボート。いい感じでしょ。と、私だけが悦に入っている。
右:先ほど華厳の滝の近辺で見かけた神輿が二荒山神社の前の交差点を渡り、境内に入ってゆくところ。



二荒山神社から中禅寺湖畔を少し散歩し、再びクルマで湖畔沿いに進み、竜頭の滝へ。どんどん夕暮れが近づいてきているので、ざざっと見て次へ。次は戦場ヶ原なのだ。実は戦場ヶ原は今回、妻が一番楽しみにしていた場所なのだ。夕暮れ時というのもあるし、靄がかかっていたので、景色は良くないと思いきや、突然霧がさーっと引いて、雄大な男体山が顔を出す。それもあっという間の出来事だった。再び風が吹き、跡形もなく消え去ってしまった。

左:竜頭の滝。竜の頭は、2つの滝に囲まれた岩なのだそうだ。うーむ。竜に見えないのですが。。
右:三本松の展望台からの戦場ヶ原。。

左:ところどころにアザミの花が咲いていた。鮮やかな紫だ。。
右:この花(なんの花?)も良く見かけた。。

左:少しだけ木道を歩いてみた。誰もいなくて気持ちがいい。
右:僅かな時間、顔を出した男体山。ほんの数分の間の風景だった。

左:足元には可憐な白い花。これもなんていう花か分からない。すみません、勉強不足で。
右:戦場ヶ原から一気に金精トンネルを抜けて群馬県側に。。

左:ひっそりと静まりかえる菅沼。
右:午後7時少し前の湯滝。そろそろ暗くなる頃だから誰もいない。


帰りは群馬県側に降りて、関越自動車道で東京に向かうルートと、元に戻るルートがある。今回は、せっかくだからってんで、宇都宮の餃子を食べてゆくことにした。即ち、引き返すルート。夜の杉並木もなかなかいい。宇都宮には8時過ぎになってしまう。遅めの夕食。



とにかく宇都宮餃子を目指して、しかし、適当に走ったのだけど、なかなかそれらしい店に遭遇できなくて、結局、「紅一点」という聞いたことの無い店に入った。
店の中に、「宇都宮餃子」の案内パンフが置いてあり、うーむ、先にこれを観ていれば、と、軽いショック。ま、いいや、しょうがない。

本当は、「正嗣」を目指していたんだよね。ただ、夜だったのと、暫く行ってなかったので、土地鑑が狂ってきているのだ。(泣)



ラーメンと餃子を食べる。
空腹だから何でもいいってわけじゃない。
せっかく宇都宮に来ているからには旨い餃子を食べたかった。

だがしかし、餃子は、まあ普通かな。
もっと皮がパリっとしていてほしい。

我が家は餃子にはうるさいのだ。

ラーメンはまずまず。

またいつかリベンジだな。
やはり、正嗣の餃子を目指して宇都宮へは再訪したい。

店を出てからノンストップで幕張へ。
約2時間後に帰宅。
疲れたが、充実した旅だった。


2008/8/7
しばざ記 497

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