東急が開発して、バブルの頃にはチバリーヒルズなんて揶揄された「あすみが丘」。所用でその近辺に行った。下車駅は土気(とけ)。外房線に乗ったのは何年ぶりだろう。ガソリンが高くなければクルマで行ったかもしれない。天気も良かったので歩くのにもちょうどよかった。
土気の駅前にはバーズモール(Birds Malll)という、ちょっとお洒落なショッピングセンターがある。核店舗は東急ストア。緩斜面をうまく生かした沿道型の商店街。ちょっと横浜の元町に似たような雰囲気も漂っている。20周年記念の旗が微風に揺れている。20年前といえば、1988年。まさにバブルの頃なのだ。テラスのあるモスバーガーで昼食。
右の写真はバーズモール。撮影は夕方、もう一度立ち寄ったときに。
あすみが丘は、緑の多い住宅地で、さすがにバブルの頃の高級感は無くなったけれど(一部には大邸宅もあるのだろうが)、上品な雰囲気はそれとなく漂っている。南欧風のレストランなども点在していて、ニクい。
所用がすんなりと終わり、せっかくここまで来たので、前日に地図を見て確認した「昭和の森」に行ってみることにした。あすみが丘からは1.5kmくらい東の方向。散歩にはちょうどよい距離。この千葉市緑区や隣接の若葉区には泉自然公園をはじめとした自然の地形や昔からの森をそのまま生かした大きな公園が幾つかある。その中でも昭和の森は一番面積が大きい。 |
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昭和の森の一角に千葉市ユースホステルがある。本当に森の中の静かな佇まい。標識を見ながら歩いたつもりなのに、間違って千葉市ユースホステルに迷いこんでしまったのだ。でも、それが正解。鬱蒼とした木々に囲まれた誰もいないキャンプ場(写真左)などを歩くことが出来た。公園の中の散策路だけを歩いていたら、絶対に行かない場所だ。
キャンプ場から、一気に谷に下りる山道を歩く。鳥の鳴き声だけが聞こえる。森林浴とはよく言ったもので、まさにそんな感じだ。全身が緑に染まりそうだった。森を抜けると、ぱっと明るくなり、そこは湿生植物ゾーン。もともとの谷津田を利用したような感じだった。カキツバタだか、菖蒲だかの花が咲きかけていた。これからがシーズンなのだろうか。大きな池もある。平日なのに、人もたくさんいた。
湿生植物園から、今度は緩い登り。起伏に富んでいて、実に楽しい。今回は歩きやすいところを選んでいるが、山道も色々あって、本格的なトレッキングも出来る。深い森もあれば、明るい竹林もあるし、まるでゴルフ場のような芝生の広場もある。広場の面積はおそらく千葉県のこういった公園の中でも最大なのではないだろうか。今度は是非家族と来てみたいものだ。
広場の一番東の端が展望台になっていて、そこから九十九里海岸まで見渡すことが出来る。それが一番上の写真。やや靄が出ているので、九十九里まではなんとなく分かるものの、太平洋がぼんやりしている。左寄りの白いツインビルは大網駅近辺。
実は、この展望台こそ千葉市の最高地点なのである。立て看板の説明によると、標高89m(ちょっとうろ覚え)ということらしい。なるほど、最高地点が昭和の森だったのだ。役に立つかどうか分からないけれど、今度酒席のネタにしよう。因みに千葉市の平均標高は21mくらい。 |
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話は変って(昭和の森とは全然関係ない)、おととい、食いしんぼトリオでバイキングに行った。お店は久々のマハラジャ(海浜幕張駅・WBG内)。ナンを思い切り食べたのだ。うまかった。カレーが4種類あって、嬉しいのだ。紙面の関係(実は制作パワーのダウン)によって詳細は省略。
2008/6/6
しばざ記 474 |
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