ベイタウン旅行倶楽部

奥武蔵の名山 岩場もあって楽しい
伊豆ヶ岳 標高:851m

先日、ベイタウンの大先輩で、山登りの大好きなNさんと登山に纏わるお話しをさせてもらった。白馬岳やら鹿島槍などの北アルプスの厳冬期の山行や、谷川岳の岸壁登攀のお話しなど興味深いお話しを色々聞けて楽しかった。Nさんは、最近年齢に応じて、低山のハイキングを楽しんでおられるようだ。その中のひとつに奥武蔵の伊豆ヶ岳があった。先月(5月)に登ってきたとおっしゃる。私にとっても懐かしい山だ。

伊豆ヶ岳は、1982年に登った後、また行きたいと思っていたのにも関わらず、遂に20年以上も登っていない。あの当時はバイクで国道299号線を正丸峠を越えて、秩父に出、そして奥秩父の山々を歩いていた。そう、伊豆ヶ岳の近辺はいつも通過していたのだ。だから、伊豆ヶ岳に登る機会はなかなか無かった。

しかし、山と渓谷の山岳雑誌だったか、ちょっとした岩場があるという記事を見て、急に行きたくなったのだ。伊豆ヶ岳に行ったのは1982年3月14日の寒い日だった。
(右上の写真は正丸峠近辺から眺めた伊豆ヶ岳)

バイクを正丸峠の駐車場に置いて、尾根伝いに伊豆ヶ岳を目指して歩き始める。その当時は299号線は必ず正丸峠を越えなくてはならないのだが、それから数年後にトンネルが出来て、峠に登らなくても秩父方面に楽々行けるようになった。

2008/6/22



左:左手に見えるのは、正丸ガーデンハウス。アマチュア無線のメッカ。
右:頂上まであと30分。



左: 伊豆ヶ岳名物の岩場。
鎖が取り付けられていて、子どもでも登ることが出来るが、かなりスリルがある。
右: 目測で15m〜20mくらいか、ほぼ垂直の壁が立ちふさがる。
この写真を撮っているときも何人かが壁に取り付いている。もちろん私もその後、そこを登った。
この岩場の別名は男坂。岩場を避ける道もあって、それは女坂と呼ばれている。


左:鎖場上部をよじ登るハイカー。
右:絶壁の終点(一番上)からの眺め。双子山(?)が見える。



左:意外に懐が広い奥武蔵の山々。ガーデンハウスが下のほうに見える。
  黄色の看板のようなものは道案内。
右:伊豆ヶ岳おばあさん追悼の碑。
  伊豆ヶ岳おばあさんが何者かは不明。この近辺で山小屋でもやっていたのか。(推測)



左:頂上付近から西の方角を見る。奥のほうに秩父の名山、武甲山が顔を出している。
右:伊豆ヶ岳頂上。851m。賑やかだ。

左:遠足の小学生。座っているのが先生。若い先生だ。


伊豆ヶ岳の登山は以上。
正丸峠からの往復だから、それほどのアップダウンもなく、あっさりと登れてしまう。
時間があったので、秩父市方向へ299号を下り、武甲山を眺めに行くことにする。


左: 武甲山 1336m。国道299号を秩父市の方面へ下ってゆくと、突然この武甲山が立ちはだかっている。相当威圧感がある。この山、石灰岩でできている。行く末は消えてしまう運命にあるという。
右: 秩父市郊外から眺めた武甲山。雪が石灰岩の露出帯に縞状に残っている。この日は寒かった。

左: 国道140号線から望む武甲。完全な独立峰で、どっしりとした風格がある。


残念ながら今は絶壁登りは危険なので立ち入り禁止になったらしい。
ここに掲載の写真は1982年3月14日撮影。紙焼きをスキャン。元の写真事体がかなり退色していてお見苦しい点、お詫びします。(Zaki)



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