ベイタウン旅行倶楽部
江ノ電で行く江ノ島(腰越漁港)

という、いかにも旅行っぽい表題ですが、実は仕事で、しかも連続で行ってきました。
江ノ島は幼少の頃から併せるともう十数回は訪れておりますが、今回のように電車で、しかも江ノ電に乗ってというは初めてのことで、わくわくどきどきです。ただ、残念なことに、天候が悪い上に猛烈に寒く、楽しいというには程遠い状況でした。観光旅行だったら絶対に中止にしてます。(笑)





2001年10月17日の夕刻、明朝、腰越の辺りで某保険会社のCMの撮影があるので、藤沢の駅近くのホテルに宿泊しました。写真は、藤沢駅の全景です。藤沢は、おそらく二十数年前に来たのを最後に訪れていなかったので、以前の風景をまったく失念しています。




翌朝、つまり10月18日の早朝の江ノ電の藤沢駅です。通学の生徒さん以外はここから鎌倉方面へ向かう人はいないようです。しかし、この写真では分かり難いですが、傘を持っている人が多いように、小雨がちらついておりました。おまけに非常に寒いのです。

なんせ撮影の仕事なので、果たしてこの天気で大丈夫なんだろうかという不安が。
まずは現地(腰越)へ向かいます。

先日、ロケハンの時にも雨、しかも途中から本格的などしゃぶりで難儀をしたばかりで、「また雨かよーっ」と思わず叫んでしまいそうでした。

そのロケハンの時に、撮った写真を以下に掲載します。



2001年10月10日。ロケハンには横須賀・総武線、いわゆる横総線で鎌倉まで来ました。鎌倉から江ノ電で鎌倉高校前に向かいます。鎌倉高校前の駅に隣接したマンションにクライアントさんの一人が住んでいて、まずはそこで打ち合わせしようということになっています。カメラマンやそのアシスタント、デザイナーはクルマで現地入りです。写真は横総線のホームから江ノ電の鎌倉駅を見たところです。



で、鎌倉から江ノ電に乗ります。一口に江ノ電といっても色々な車両があって、どうせ乗るならお馴染みの丸っこい緑とベージュの可愛いのにしたかったんですが、時間も無いことで諦めました。それより、早朝千葉を出てまして、とにかく眠い。



鎌倉高校前に到着です。駅のホームから江ノ島を見るとこんな感じです。この辺りから雨が次第に強くなってきます。



ちょうど電車がやってきました。これも私好みじゃない色だ。とにかくあの緑とベージュのツートンが見たい!


ロケハンというと適当にぶらぶら歩くというイメージですが、カメラマンとアシスタントは色々機材を持って歩くので大変なのであります。打ち合わせの後、オモテに出たら横殴りの雨で、しかし、貴重な一日を無駄にしたくないってんで、一向について私も歩き回ることになります。上の写真でお分かりの通り、この辺りは海に面していて、海風が強いので傘が殆ど役に立たないのです。

しかし、我々はそこから腰越まで歩き、そして、その後江ノ島まで徒歩で歩いたのです。当然ながら全員ずぶ濡れ。お陰で、本番の時の感触は掴んだので、カメラマンとデザイナーは喜んでおりました。



上の写真は私の好きな車両をそのままお店にした「江ノ電もなか」。結構有名なのです。日中、激しい雨のせいで誰も通らないのに、おばさんが一生懸命作ってました。



午後2時半。江ノ電でガタンゴトンと再び鎌倉駅。駅前のロータリーを撮影したのが上の写真です。まだ早いのですが、ここで解散。横総線でこれから千葉に戻るのです。とにかく疲れた。

さて、そんな大変なロケハンが終わり、一週間後、この地へ来るわけです。いよいよ本番。撮影の仕事の時はだいたい晴れる日が多いので、高を括っていたのに、また雨なのです。






2001年10月18日、早朝。奇跡的に雨があがり、カメラマンも喜んでおりました。まず最初の撮影ポイントに到着。ここから鎌倉高校前駅方向を眺めた風景です。中央辺りのレンガ色の建物がクライアントさんの住んでいるマンションです。




ちょうど江ノ電が走ってきました。右下にはサーファーが。こんな寒い日によく海に入れるな。ちょっと感心。




撮影のテーマは海辺で働いている人です。これは「たたみいわし」を作っているところです。小さい無数のいわしを大きな鍋で煮て、それをどんどん広げて干します。天候が心配なのですが、撮影のために特別にやってもらいました。



右がカメラマンのMさん。かなり腕のある人です。原宿の一等地に事務所があります。

何枚かシャッターを切っている間に、やはり来ました。天空から落ちてくる雨粒にびっくりしたオバサンたちは、あっと言う間にたたみいわしを軒下へ避難させました。ここでの撮影はこれ以上無理なので、場所を変えます。再び傘をさしながら一旦腰越の駅の方向へ。そして、腰越漁港に到着。



腰越の辺りを江ノ電は道路の真ん中を走ります。絵になるところなので、アマチュアカメラマンが多いと聞きました。私も少し雨が小降りになったので、正面のアングルから撮影してみました。しかし、またもや私好みの車両じゃない!!



腰越漁港から見た江ノ島です。いわゆる江ノ島のお膝元の小さな港なのです。雨雲が無かったら、素晴らしい景色なのに。



腰越漁港からもう少し歩いた辺りで撮影しました。小雨が降っているし、寒いので、浜には誰もいません。案外こういうときのほうが江ノ島は雰囲気がいいかもしれませんね。



左は撮影に協力してくださった腰越漁港の皆さん。いろいろお世話になりました。右は、奥で豚汁を作ってます。手前は撮影クルー。とにかく寒かったので、豚汁は美味かった。



この周辺の地図です。たたみいわしのおばちゃんと、腰越漁港のおばちゃんは、小動岬の東と西です。ロケハンの時は、鎌倉高校前〜小動岬〜腰越駅〜腰越漁港〜腰越駅〜江ノ島駅〜江ノ島〜腰越駅というように、ぐるぐる動きまわりました。地図上だと、ほんの小さい区域なのですが、実際に歩きまわるのはしんどかった〜。(苦笑)



この日も撮影が終わる頃になるとかなり本格的に雨になってしまいました。実は、まだ別アングルで撮ろうと思っていたので、暫く腰越漁港の道路を渡った反対側のファミレスで待機していたのですが、全然やむ気配が無いので、中途半端で解散になりました。カメラマンやデザイナーはこれから都内のスタジオで打ち合わせ。私は、電車で帰ることにしました。上の写真は腰越の駅です。例の鎌倉高校前にお住まいのクライアントさんはここから1つ江ノ電に乗ってゆくので、ご一緒させて頂きました。



おお、ついに私の好きなタイプの車両に遭遇しました。これです。これ、これ!



これは鎌倉高校前を過ぎた辺りの運転席です。右側が海。海のほうから激しい雨が吹きつけてきます。運転手さんも大変ですなあ。



鎌倉駅に到着です。名残惜しいです。

時間が許せば、というか、自宅がそれほど遠くなければ、もう一往復したいくらいです。



鎌倉駅の中には江ノ電グッズ専門店があります。この模型は8000円もするのですが、かなり精密に出来ていて、思わず欲しくなってしまいます。



私が息子にお土産として買ったのが、後列の真ん中。ぜんまいで走る「くるっぴー江ノ電」です。緊縮財政なので、高いものが買えない。すまん。しかし、良く出来ていて、写真のように透明の台の上に乗せてますが、なぜか落っこちません。端までくると、くるっと向きを変えてそしてまた走る。だから「くるっぴー」なのです。(笑)

土産も買って、来たときの反対に鎌倉からそのまま千葉へ向かって行きました。クライアントさんのご厚意で、グリーン車に乗ることが出来ました。それほど長い距離じゃないといっても、東京を経て千葉まで行くのは多少の疲労感がありますが、グリーン車のお陰で快適でした。ビールも飲めたし。(笑)

江ノ電は、今回の撮影のために合計4回乗りましたが、結構楽しいもんですね。今度はオフの時に江ノ電に乗りに来ようと思います。

>>> 江ノ電のオフィシャルサイト(私の好きなサイトです。)


2001/10/20 初版  〜  2003/6/ 改訂 〜 2005/8/9 再アップ

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