◆◆◆ 行方不明者捜索にご協力ください ◆◆◆
横浜市金沢区福浦海岸


事故から1週間。依然彼は行方不明。(2007/2/23)

- ご協力をお願いします -
このページは、さる2007年2月16日(金)に起きた海難事故により行方不明になった友人の手がかりを探すために設置しました。このページをご覧になり、もしなにか情報があればご連絡頂ければ幸いです。ご連絡先は>>> こちら <<<です。
電話:043-213-1192 レストラン・ジャイネパール(玉置)まで



事故は以下の通りです。

海上桟橋釣りの男性1人不明、接触でゴムボートに穴

 16日午後10時半ごろ、横浜市金沢区福浦の海岸付近で、男性から「海に人が落ちた」と110番通報があった。

 横浜水上署員が調べたところ、落ちたのは沖合約50メートルに設置された海上桟橋「シーバース」で釣りをしていた男性2人。

 1人は自力で岸に泳ぎ着いたが、もう1人が行方不明。同署などが捜索している。

 調べによると、2人が桟橋から海岸に戻ろうとしてゴムボートに乗り込んだところ、ゴムボートが桟橋に接触して穴が開き、空気が抜けたらしい。行方不明の男性は海に飛び込んだまま、姿が見えなくなったという。

(2007年2月17日11時29分 読売新聞)

現場
神奈川県横浜市金沢区福浦。下の写真の通り。赤い破線の円内のシーバースで釣りをしていた。釣りを終えて岸に帰る時に事故が起こった。
左側に水路があるが、この上流に米軍の石油備蓄基地があって、数年前まではそのシーバースに大型船が停泊していたようだ。現在でももちろん立ち入り禁止。



航空写真(上)はグーグルから拝借しております。

航空写真の左下のスケールで計る(目測だが)と、新聞では50mと発表されているが、70m以上はありそうだ。それに当日はうねりがあったということと、また潮流もあるだろうから50mだとしても相当の距離感はある。まして夜。しかも、防寒具に身を包んでいるからまともには泳げるわけがない。

右は地図。横浜市金沢区福浦。八景島にも程近い。どちらかというとシーバースのある地点は幸浦かもしれない。現地へ公共交通機関で行く場合は横浜市新都市交通の金沢シーサイドラインで産業振興センター駅、もしくは幸浦駅を下車。海岸までは徒歩5〜6分だと思われる。

地図の画像はヤフーの地図サイトにリンクしていますので、クリックしてください。この画像はニフティ提供の地図。



この位置から見ても距離は推定7〜80mくらいか。
(2007年2月21日 撮影)

事故から今日までの経緯

2月16日(金) 午後10時過ぎ、
事故発生。ゴムボートに穴が明き、空気室が半分だけになってしまい、慌てて「戻る」と言い残し[S]が海に飛び込んだ。このときまだシーバースから近くて、ゴムボートの同乗者K君はシーバースに昇るためのハシゴに[S]が辿りつき、掴ったように見えた。ただ、暗くてはっきりとは見ていない。うねりも相当のものだったらしい。ゴムボートもぐんぐん流されている。K君はコントロール不能になったボートにしがみついた状態で[S]の名前を叫んだ。「やばいよ、やばいよ、泳げないよ」と[S]も応答していた。ゴムボートはどんどん流されてゆく。そして、上の写真の左側の矢印の地点に着岸する。着岸してから[S]の名前を呼んだが反応なし。ただ、[S]が頭部に装着していたライトがハシゴの辺りで見えたらしい。それも、少し経つと水没したのか見えなくなった。
当日の捜索については不明。同乗者のK君も救急車で病院に運ばれて、その間の警察の動きは分からないという。

2月17日(土)
海上も荒れ気味だったが海上保安庁による大々的な捜索活動が開始された。しかし、依然行方が分からない。それから[S]の身元も分からない。K君と[S]は十年来の釣友であるのに、お互いの本名も住所も知らなかったらしい。

2月18日(日)
翌日になるこの日、午前中に冷たい雨がまとまって降った。捜索は続けられる。午後には天気が回復。この日、[S]が幕張でお世話になった玉置氏に[S]のお父さんから連絡が入り、そして私(Zaki)も知ることとなる。お父さんが警察の方から聞いたことでは、この時期の海難被害者はなかなか浮上してこないらしく、夏だと2日で浮いてくるのだが、冬場は最低でも20日くらいは浮かんでこないという。

2月19日(月)
進展なし。お父さんは毎日現地にいて、玉置氏に連絡をしてくれている。ダイバーが潜って捜索してくれたが手がかりなし。
まだ生きている可能性も0.001パーセントあるから不謹慎なことなのだが、敢えて言えば、一刻も早く見つけてあげないと遺体の損傷が激しくなってしまう。まして、海の場合、甲殻類、あるいは鋭い歯を持つ魚類に遺体が食べられてしまうのである。

2月20日(火)
未だ発見されていない。空からの捜索も続行されている。
この季節は割合水が澄んでいるので、素人考えでは見つけやすい気もするのだが、どうも黒っぽいジャケットを着ていた(ライフジャケットは着ていなかった)からか難しいのかもしれない。潮流も複雑なのだろうか。

2月21日(水)
行っても仕方ないとは思ったものの、私も現地に赴く。天気が良く波も穏やか。16日の事故当日の状況とはまったく異なる。そして、お父さんに会う。その後、一所懸命に付近のテトラの上を海を覗き込みながら歩くK君にも会えた。そして色々話を聞く。この日は捜索は行われていないようだった。写真を何枚か撮ってきたので、下に掲載する。

2月22日(木)
玉置氏も現地に行く。やはりお父さんとK君に会えたそうだ。しかし、K君は責任を感じてか、毎日のように現地に来ている。辛いだろうけれど、自分の生活もあるし、体調も心配なので、そろそろ休んでほしい。

2月23日(金)
今日はN村氏も行くという。
とにかく一刻も早く発見されることを願う。

- 再度 ご協力をお願いします -
本人の捜索もさることながら、当時[S]が携帯していた釣具や携帯電話やその他がひょっとしたら近辺の海岸に漂着している可能性もあります。その場合、最寄の警察にお知らせください。
例えば、釣竿などは割合高価なものを持っていたと思います。万が一持ち帰られた場合にもご連絡頂ければ幸いです。何卒よろしくお願いします。
ご連絡先は>>> こちら <<<です。秘密厳守します。
電話:043-213-1192 レストラン・ジャイネパール(玉置)まで



以下は2月21日の写真



昨日まで上空からの捜索と、一昨日はダイバーが近辺をくまなく捜索している。
いったい彼は何処にいるのだろうか。




[S]の体が仮に水中で流されてゆく場合、当時の潮の流れがどの方向だったかが手がかり。当然、捜索している方々が色々な可能性を推測し、判断して動いているのだろうけれども・・・。
因みに潮見表によると、2月16日金曜日は大潮。そして東京芝浦で22:46が干潮。事故が22時30分以前だからほぼ最大ピークの手前。潮の流れからすると、沖に向かって潮が流れていることになる。ただ、その後、すぐに逆向きに潮が流れるので、その辺りが判断を難しくしている点かもしれない。




手前の公園の展望デッキのようになっているところからの撮影。このように波が穏やかだと簡単に渡れるだろうし、釣り師、特に黒鯛狙いの釣り人から見たら絶好のポイントであろう。




何ごとも無かったように釣り人達がたくさん訪れている。




このくらいの潮位で高さ5mくらいだろうか。K君の証言だとハシゴの一番下の端が露出してそれがゴムボートに突き刺さり破れた(推測)という。事故当時はこの写真よりもずっと潮位が低かったと思われる。
後でこの撮影をした2月21日の午後3時頃の潮を調べると、干潮のピークは13時頃。




ハシゴの下の辺りを拡大してみた。ピンが甘くて分かりにくいが、ハシゴの下の先端部分は水面下である。ハシゴの中央から紐がぶら下がり、更にU字型に曲がった鉄の棒のようなものがぶら下がっている。これは捜索する際の取り付けられたのだろうか。




左:毎日のように岩壁探し回るK君。
中:そのK君。(敢えて写真は小さくした)
右:お父さん。

2007年2月21日 午後3時頃撮影

以上、2007年2月23日 午前11時  Zaki


[追加記事]
2007年2月23日(金)、K君から電話あり。気になっていた釣竿とかクーラーとかの釣具は一式ボートに最初に乗っていて、それはK君が漂着した後に、周囲にいた人達に引き上げられていたことが分かった。
それから、K君が今日思い出したことで、[S]のヘッドランプは当初点いてなかったという。即ち、K君がボートで流されていた時、あるいは漂着したときに[S]が点けたと思われる。この即ち、ハシゴの辺りでヘッドランプだけが海に漂っていたのではなく、[S]そのものが水面で闘っていたのだ。ただ、ハシゴに掴っているかどうかなどは分からない。K君、重要なことを思い出してくれて有難う。

>>> 3月23日以降 >>>



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