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ベイタウン旅行倶楽部

船橋市金杉の辺りにあるいい感じのお寺
御滝不動(金蔵寺)

えーと、どこから語ろうかな。まずは、今年もまともに夏休みが取れなかったということから話が始まる。どうもひっきりなしで仕事が入ってくる。片付かないうちに次の仕事、という具合に。まあ贅沢言ってる場合ではない。このご時世、仕事があるだけでもあり難い。

おっとその前に、右の写真だけ紹介しておく。新京成線(私のPCでは「神経性線」と変換される)の滝不動という駅から約10分くらいのところにある御滝不動。隣接の御滝公園から入ってすぐのところから撮った写真。

というわけで、7月、8月、妻子は昨年同様うだつのあがらないオヤジを置いて勝手に旅行している。でも、そうか今年から息子が少年野球を始めたお陰で、土日に私が休暇が取れても息子が野球、親がサポートということで、どちらにしても家族揃ってのんびりする日は皆無になっているわけだ。(今更気づいても遅い。)

即ち、ベイタウン旅行倶楽部というページをメインで管理している私が、世間で一番旅行していないことになる。旅行と称してリポートを書いても、ごくごく近場のことだけだし、仕事で遠方に行くときには時間が無くて写真さえも撮っていない。だから、このサイトに投稿してくださる旅行記を観るにつけ、羨ましく思っている。

しかし、不思議なもんで、しょっちゅう旅行していた頃、特に独身時代なんて、旅行に入ったってリポートを書く気も無かったし、写真の整理だってきちんとしていなかった。こうやって、比較的近所にしか出歩かなくなった今、やたらと文章を書くことが多くなってきた。近場でも、思わぬ発見をして、遠く旅しているような気分になれるし、想像を膨らまして色々なことが書けるようになってきた。まあ、駄文であることは間違いないけど。私の場合、近場を巡ることで旅行が出来ない鬱憤を晴らしているのかもしれない。

長すぎる前置きだったが、8月の終わりにいきなり御滝不動へ行ってきた。いきなりというのは、急に思い立って、というよりも、もっといきなりだ。つまり、この近所に仕事で行ったついでに、というほうが正解。この周辺は松戸や鎌ヶ谷に行った帰りなどに、渋滞を避け出鱈目に走って、あるいは道を間違えて行くケースが多い。前回は約1ヶ月くらい前に近辺を走っている。

しかし、この日、急に御滝不動のことを思い出した。なんで思い出したか分からない。「そうだ、確かこの辺りに御滝不動があった筈だ!」ということが何の脈絡もなく脳裏に浮かび、まるで神様のお告げに従うように、ふらふらっと来てしまったのである。この周辺を走る機会は多くても、御滝不動に立ち寄るのはこれで2度目だ。

以前ここを訪れたのはもう15年くらい前だろうか。ナイターのスキーの帰りに立ち寄ったことだけ薄っすらと覚えている。土曜の夜、徹夜で滑って、日曜の午前中に帰ってくるパターンだ。そのときは、あまりにも眠かったので、岩槻の辺りで高速を降りて、いや、岩槻だったかどうかも定かではない、とにかくどこかでクルマを止めて仮眠していた。仮眠というよりも爆睡だったかもしれない。既に夕方になっていた。寝ぼけ眼の目をこすりながら、再び首都高に乗る元気も無くなって、でれでれ下の道で走っていたらここ(御滝不動)に辿り着いたという具合だった。

そこは緑が多く、くつろげる場所だったので、小休止することにした。缶コーヒーを買って、御滝公園(当然その頃は地名など分からなかった)の脇にクルマを止め、タバコをふかしていたら、寺の屋根が見えた。それが御滝不動だった。木々の間から見る大きな屋根は風情がある。クルマには女性の連れがいた。それが誰かはここでは内緒。まだ若いから(といっても当時は30歳)、彼女は寺社仏閣にはまるで興味無し。ところが私は十代の頃から、いや小学生の頃からそういう場所が大好きで、しかも、森閑とした御滝不動の雰囲気は好みなのである。そこで、薄暗くなった境内に立ち入ることにした。

当然ながら彼女もついてくる。「行きたくない!」と言ったって、クルマの中で待ってるほうが心細いのだろう。冬の夕暮れに三十路になったばかりの男女が、鬱蒼のした境内に立ち入るというのは、不思議な感じだ。誰もいない境内。しかも、暗がり。本堂には明かりがあるけど、却ってオドロオドロシイのである。で、そこで発見。なんと、滝があるのだ。なるほど、それで御滝不動だったのだ。

で、15年経った今、再び現在の話に戻る。前述の通り、「よし、滝を観に行こう。」と、思いついたのだ。やれやれ、ここまで来るのにまたまた長い無駄話をしてしまった。とにかく、適当なところ(有料駐車場を少しだけ探したのだけれど見つからなかった)にクルマを駐車し、寺へ歩いてゆく。今回は真昼間。季節も夏。蝉時雨とまではゆかないまでも八月を名残惜しそうに鳴くミンミンゼミ。

まずは寺をざざっと拝観する。そして、例の滝。あったあった。地下室に降りてゆくようなやや緊張感のある階段で滝まで行ける。あった!ここだ、ここだ。案内板には「御滝不動の名前の由来」とか、「海老川の源流」とか書かれている。以前来た後で、なにかの本に、江戸時代からこの滝に打たれて修行したという由緒ある云々かんぬん、と書かれていたような気がする。海老川の源流というのは知らなかった。海老川というと、船橋ららぽーとの脇を流れ東京湾に注いでるあのでかい川なのだ。最初のひと雫がやがて大海へ・・・。(うむ、感動的だ。)

ま、滝と言ってもかなり脆弱にも見える。壁の穴から水が噴出しているので、健康ランドの打たせ湯のような感じである。ただ鬱蒼とした木立の中のしかも、少し降りて周囲が石室のような感じで石に囲まれているが故に、適度なほの暗さ、適度な神々しさがあり、たぶんこの滝に打たれていたら、凡人でも何か悟るに違いない。滝の上にはお不動様だか仁王様が、文字通り仁王立ちしてこちらを睨みつけている。

ところで、この寺のプロファイル、この滝のスペックについては、あまり詳しくないので多くを語らないことにする。ネットで調べたら、個人サイトだけど、恐ろしく詳しく書いてあるページや写真が見事なページがたくさん出てきたので、興味のある方はそちらをご覧になることをお薦めしておく。特に、この滝のことについては、「滝おじさん」という方が詳細に渡り語っている。実に素晴らしいページだ。私のほうは、ここで本文を終わる。あとは当日撮った写真に注釈をつけたので、お時間があれば、ご参照ください。


<左>御滝不動の前の通り。結構交通量がある。左側の木々から奥が御滝不動の境内。
<右>ここが入り口。ここから山道のような参道を通り本堂に向かう。


<上>山門をくぐるとまずこのように山道(平坦だけど)が約100m続き、そして直角に右に折れ弁天池に出る。昼間でも鬱蒼としているので、ほの暗い。夕暮れ時だったらちょっと怖いかも。

<右>弁天様と弁天池。亀がたくさん泳いでいた。この日、日中だったけど、平日だったせいか、周辺に誰も人がいなくて、静寂そのものだった。



<左>弁天神社と鳥居。そうか、不動尊の中に神社も同居しているのである。

<上>不動尊の本堂へ昇る階段の途中から見た弁天池。結構広いのだ。


ここが滝の入り口。大人がぎりぎり並んで入れるくらいの幅の階段である。
立て看板には、「海老川の源流」、「御滝不動の名前の由来」と記されている。

これが滝である。えーっ?まじ?と、思ってはいけない。落差約3メートルの立派な滝なのだ。それに、上部にはお不動様もいらっしゃる。ただ、ポリバケツが置いてあるのが、ちょっとダサい。右の写真は階段の途中から眺めたところ。独りで滝まで降りるのは躊躇するでしょ?



滝を右にして石段を登り、もうひとつの山門をくぐれば明るく広い場所に出る。その広場が本堂のある境内である。隣接した御滝公園からは、本堂脇にある門から出入りする。大抵の人はそのルートを利用しているようだ。それだけに弁天池を通るルートは深山の趣きがあって私の好みだ。

いやいや、それにしても前回訪問したときはそれほど熱心に歩きまわらなかったけど、なかなか素晴らしいお寺じゃないか!!(感動)


表門から入って、参道を歩き、ひと通りまわると、広いので結構充実感がある。次回はまた別の季節に来てみよう。


道路を挟んで隣接した公園。結構広々としている。桜の頃がいい、と聞いている。

御滝不動へは、津田沼から新京成線・滝不動駅下車という電車で行くのが一番いいと思う。クルマだったらR357若松交差点から船取線(船橋〜我孫子線)を北上、金杉十字路を右折して約2キロメートルくらいの地点にある。あの鬱蒼とした感じは、ベイタウン界隈はもちろん、習志野辺りでもなかなか無いので、行ってみる価値あり。私のお薦めスポットである。

2005/9/6 Zaki



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